イージュー☆camper

キャンピングカーでのお気楽アウトドアとくるま旅

ファンルーチェ セレンゲティ525 やっぱりイイね!でもあとひと声!

この記事をシェアする

f:id:ayuman18:20161003210905j:plain

大阪キャンピングカーフェア2016で気になった車。

キャブコンへの乗り換えを考え始めた時、真っ先に候補に挙げたのが「ファンルーチェ:セレンゲティ」。バーデンでくるま旅をしている時から、道の駅などで見かけては「かっこいいなぁ」なんて憧れてました。  

セレンゲティの全長を長くして、快適性を高めたのが「セレンゲティ525」

大阪キャンピングカーフェアに出展されていました。

目次

 

スタイリッシュな外観

f:id:ayuman18:20161003211521j:plain

ハイエース大好きな私にとってスタイリングは最高クラス。トラックベースのキャブコンに比べたら、スタイリッシュだと感じる人が多いんじゃないでしょうか。さらに、ホイールやエアロもハイエースのものが流用できるのでドレスアップも容易。

 

セレンゲティとの違い

全長を25㎝長くしたことでのプラス面は大きく2点

  • ベッドの横幅が広くなった
  • 収納力が高まった

f:id:ayuman18:20161003213749p:plain

たぶんパタゴニアのシェルを流用したと思うのですが、リアの延長部分を全てベッドの横幅に使うという贅沢な使い方。まあ、手抜きと言えば手抜きですね(笑)

f:id:ayuman18:20161003213434j:plain

その分ベッド下の荷室も広くなり収納力が大幅にアップ。セレンゲティでは少し不足気味に見えましたが、収納に困らなくなりますね。カムロードと違って扉がダンパー付きなのが羨ましい。

 

使い勝手の良さそうな室内

ベッドの幅以外は全てセレンゲティと一緒。質感もよく使いやすそうな万能レイアウト。

この内装の色はオプションみたい。好みは分かれるでしょうが、個人的には飽きのこない色だと思います。家具とシート生地の変更で13万前後と少し悩む金額ですが、必要ならだわりたいところですね。カーテン上部の飾りはいらない気がするなぁ。

f:id:ayuman18:20161003214411j:plain

収納は奥行きがあり、下段に棚もあるので実用性が高そう。右の二つは一つにして大きな収納にすれば、なお使い勝手がいいかも。

f:id:ayuman18:20161003214420j:plain

バンクベッドも190㎝×190cmのサイズで実用性が高そう。縦に190㎝あれば縦向きに寝れそうですね。起きる時、隣にあまり気を使わずに済むので嬉しい。

f:id:ayuman18:20161003214900j:plain

無理にコンロをつけてないのもいいところ。個人的には火力の弱い備え付けのガスコンロよりも、必要な時に取り出して使えるカセットガスの方が、何かと便利だなと思っています。私は備え付けのコンロを使うのはイカでもあぶる時くらいw

f:id:ayuman18:20161003215204j:plain

後部の常設二段ベッドはかなり広く贅沢なレベル。自宅のシングルベッド並み。

室内の快適性はウラルユーロより格段に上ですね。 

 

 

個人的に残念なとこ

 

最初から525しかなければ残念な部分はありません。セレンゲティは本当によくできてますからねー。でもせっかくセレンゲティのリアを25cm伸ばして改良したのなら、幾つか出来たんじゃないの?と思うところが。

①快適に眠れることをもっと強みにしてもいいんじゃない?

かなり贅沢なシングルベッドですから、マットやスプリングの快適性を高めて、快適に眠れることを売りにしたらいいんじゃないかなと。

一番の理想は、全てのレイアウトを見直して、少しずつ広めにすることじゃないかと思いますが、開発費用が高額になるので仕方ないですよね。でもベッド幅90㎝はキャンピングカーのベッドとしてはかなり贅沢。幅が広がって寝やすくなりました!だけではちょっともったいない気がします。

②荷室が増えたなら、室外機を置いてエアコンを設定してほしい。

キャブコンにエアコンはマストな装備になりつつある気がします。

荷室に余裕が出た分、室外機を置けると思うんですが、鉄骨が入ってるので難しいのかな?ウラルではスマートに収納されているので、こんな風にしてくれたら言うことなしですね。

f:id:ayuman18:20161003230350j:plain

f:id:ayuman18:20161003221521j:plain

私がセレンゲティをあきらめたのは、エアコンの未設定が大きな理由。オーナーから裏オプション的に設置は可能と教えて頂きましたが、できれば正式なオプションで設定すれば、私のようなケースがなくなります。

ソーラーやサブバッテリーの標準装備化や室外機の置場など、色々とバランスが大切なので、エアコン設置を前提に見直すといいですね。

エアコンは、真夏の活動範囲を大幅に広げてくれますから。 

③リアオーバーハングが増えた分、重量バランスが少し心配。

リアオーバーハングが25cm増加したので、純粋に後輪の荷重が増加しているはず。また荷室が増えた分、積む量も増えるのでタイヤトラブルが少し心配。シッカリしたアナウンスが必要かも。

④価格が40万も上昇

シェルは大きくなりましたが、パタゴニアの流用だと思うので、改良されたのがベッドと荷室だけだとちょっと割高な感じが。もっともセレンゲティのオーナーからは、歓迎される話なのかもしれません。

f:id:ayuman18:20161003231818j:plain

個人的には、ベッドの質とエアコンだけでも、高級化・差別化するのも一つの手だったような気がします。そうすればセレンゲティの乗り換え需要が高まったような気が。もしくは一個上のモデルで出してもいいんじゃないかな。

 

まとめ

f:id:ayuman18:20161003224958j:plain

セレンゲティの後部を25cm伸ばしただけですが、ベッド幅が広がり、多くの荷物が積めることで、より快適になったセレンゲティ525。

「最新・最高より最適」ファンルーチェのポリシーは非常に好感が持てます。いたずらに華美にして高額になるよりも、ずっといいじゃないですか。

 

しかし「最適」が変化してきているのも事実。すでにエアコンは「最新・最高」ではなく「最適」レベルの装備になってると実感しています。

今でも十分かもしれませんが、さらに進化したセレンゲティ525をぜひ見たいですね。