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法改正が直撃!ハイエース3ナンバーのバンコンはどうなる?

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横向きシート不可の法改正で、3ナンバーのバンコンに問題発生!

平成29年7月22日以降、3ナンバーのキャンピングカーで多く採用されている「横向き座席」のレイアウトは登録不可能に。

 

すでに各ビルダーは現モデルの受注可能期間を設定していますね。

例えばトイファクトリーは「ZARA」を10月末で受注終了するようです。納車までの期間を考えれば仕方のないところ。

 

でも、そもそもこの法改正って何が問題なの?あまり詳しいことは分からないのでちょろっと調べてみました。

目次 

 

そもそも3ナンバーのキャンピングカーって?

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8ナンバーでキャンピング車として登録するにはいくつかの要件があって、その中に「立って調理できること(火器を使用できる)」という項目があります。つまりキッチン前は160cm以上の車内高が必要

 

バンコンの場合これが大きな問題で、そのまま条件をクリアできるのは「ハイエーススーパーロング」のみ。

 

ミドルやナローのいわゆる210cmモデルはもちろん、ハイルーフでも基準がクリアできないんですね。もっともハイルーフだと普段使いに支障が出てきますしワゴンタイプにはありません。

問題になるのは210㎝モデルということになります。

 

この基準をクリアする手段は二つ

  • ポップアップルーフを架装
  • 車体後部を掘り下げてキッチンをその前に設置

 

いずれもキッチン前の車内高を稼ぐための方法ですが

  • ポップアップルーフの架装は高額な費用がかかる。
  • 車体後部の掘り下げはレイアウトが固定化し、後部のベッド幅が120cm程度しか取れない。もしくはベッドを展開するとキッチンが使えない。

費用が高くなったり、人によっては使い勝手が悪くなったりという問題が発生します。

 

バンコンで調理はしないもんね

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もともとキッチンに関する問題なので、調理をほとんどしないバンコンの場合、無理に8ナンバーを取得する理由がないじゃん!てことで、3ナンバーが好まれてきたんですね。

 

これは理に適った話で、車内でゆっくり過ごせてしっかり眠りたいけど、食事は外食か、買ってきたものを車内で食べるというスタイルなら何も困りません。

しかも特殊な話でもなんでもなくて、8ナンバーのバンコンでもほとんどやってることは一緒じゃないかな。

 

バンコンは調理に向いてないから、する人の方が少ないでしょう。私もバーデンの時には一回も調理なんてしませんでしたよ。

 

 

3ナンバーキャンピングカーのメリット 

つまり3ナンバーキャンピングカーのメリットは

  • 普段乗りが可能なサイズ
  • 車両価格が抑えられる
  • レイアウトの弾力性がある
  • 8ナンバーと変わらない利便性

こんなキャンピングカーが作れるということですね。

普段使いしたいユーザーには最適な形だと思いませんか?

 

横向きシートの具体的な使い方は

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3ナンバーキャンピングカーの基本的なレイアウトは、

  • セカンドシートがREVOやFASPの回転式
  • サードシート以降が横向きの対座や補助シート的な作り
  • 4人は前向き乗車で移動できる

こんなパターンがほとんど。

 

移動中は全員が前向きで移動。

車中泊する時にシートを展開して、過ごしたり寝たりする。

これが普通の使い方でしょう。

 

つまり普通の使い方なら、10人乗りの必要性なんて全く感じられません。

構造変更して4〜5人乗りで登録すればいいんじゃないの?と、素人の私は思ったんですよね。

何で騒いでるんだか意味が分かんないぞ!と。

 

ビックリ!「10人乗り」の持つ意味は大きかった

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しかし調べてみると「10人乗車」に大きな意味がありました。

 

「自動車の保安基準」のいくつかの項目で、「専ら乗用の用に供する自動車であって乗車定員十人以上のもの」として対象から除外されている んですね。

 

簡単に言えば、10人乗れる乗用車(ハイエースとキャラバンのみ)は「安全基準」において普通乗用車より緩くていいよってこと。

 

つまり10人乗れないと、普通乗用車と同じ安全基準が適用されて、現行のハイエースではクリアできない問題が出てきます。

専門家ではありませんから、正確なことはわかりませんが、情報を確認すると、衝突安全基準とブレーキがネックのようです。

 

良い悪いはともかく、ハイエースが貨物車である以上仕方のないところでしょう。

もっとも、人が乗ることに変わりはない訳で、メーカーの安全に対する意識の低さは気になるところです。

 

次回のフルモデルチェンジで、ハイエースはセミボンネット型になると噂されています。個人的にハイエースとしての魅力は下がるように感じますが、これも時代の流れですね。

 

新型ハイエースの情報はこちら

 

横向きシートは10人乗車を確保するためだった

横向きシートは使いやすいレイアウトのためだと思っていましたが、実は10人乗車を確保するための意味合いが強かったんですね。

10人乗りを確保できる上に、

  • 実際の利用には問題ない仕様
  • キャンピングカーのレイアウトとして最適

そりゃどこのビルダーでも横向きシートを採用するでしょう。

 

そこへ「横向き乗車不可」の法改正が直撃。横向きシートは座席として認められないため、10人の乗車人員を確保できないという問題が発生したようです。一体どうなっていくんでしょうか。

追記:アネックスは8ナンバー登録して発売しました

 

起きる問題:3ナンバーバンコンは生き残れるのか?

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結局のところ、横向きシートの採用不可によって起きる問題は、「3ナンバーキャンピングカーのメリットを失うこと」に尽きると思います。

 

ビルダーがやらなければならないのは

  • 価格を抑えて
  • 前向き乗車で10人乗りを確保して
  • キャピングカーとして使いやすいレイアウトを実現する

素人の私から見てもかなり難しい課題です。少なくとも「今の利便性を確保」しつつ「価格を維持する」ことは難しいんじゃないでしょうか。

 

どう考えてもシートの価格は上がりますし、後部座席も3列必要になるので、キャンピングカーとしてはかなり使いにくいでしょう。ただの車中泊車になってしまいそう。

 

ビルダーはこれらの難題をクリアして「あっ!」と驚く解決策を提示できるんでしょうか?

 

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