イージュー☆camper

キャンピングカーでのお気楽アウトドアとくるま旅

世界遺産「石見銀山」にキャンカーで行ってみた。自転車vs徒歩はどっちだ

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2017GW旅①

2017/5/2:世界遺産の「石見銀山」へ行ってきました。

 

目次

 

石見銀山へのアクセス

過去のキャラバンで石見銀山は何度も行こうと思ったんですが、アクセス的に「ついで」がしづらい場所。山口・島根・広島と回ったり、島根・鳥取と回っておきながらどうしてもあと一歩が伸ばしづらかったんです。

 

でも今年は出雲まで高速が伸びていて、2年前に比べて随分楽になっていました。これなら無理せず出雲大社と石見銀山をセットで観光できますね。

出雲ICからおよそ90分ほどで石見銀山にアクセスできます。

 

パークライド推奨:石見銀山世界遺産センターからバスでGO!

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石見銀山はパークライドを推奨。

私はキャンピングカーで前泊してから出向いたので、朝早く到着。そのため「大森バス停」「大森代官跡バス停」双方の駐車場に若干の空きはありましたが、石見銀山世界遺産センターにも立ち寄りたかったのでパークライドを選択。

 

こちらの世界遺産センターには有料ですが見所抜群の施設があり、それだけでも立ち寄る価値がありますし、施設内では一人500円(龍源寺間歩・町並み)でガイドを引き受けてくれます。

 

私たちは申し込みませんでしたが、道中ガイドさんと一緒に回っている人たちとすれ違ったら、すごく丁寧なガイドをしていました。

時間があるならぜひオススメしたいですね。

 

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バス停は目の前、15分間隔で出発していますし、乗車時間もわずかです。

料金はこちら

  • 世界遺産センター⇄大森バス停(200円)
  • 世界遺産センター⇄大森代官所跡バス停(240円)

 

 

おすすめコース:大森から徒歩or自転車で全部回ろう

石見銀山の観光は大きく分けて「銀山コース」「町並み散策」の二つ。

銀山コースは公開されている坑道「龍源寺間歩」がメイン。ただしそこまでは片道2.3㎞の上りで、またおりてこなくてはなりません。

町並み散策は大森バス停から大森代官所跡まで1㎞ほどの旧い町並み散策です。

 

世界遺産センターの案内係りの方に「どちらがおすすめ?」と尋ねたら「両方回る方が大半です」との答え。

「回り方はどうしたらいいですか?」と聞くと、「全部回るなら大森バス停からまず龍源寺間歩を目指し、大森バス停まで戻って五百羅漢を見た後に、町並み散策をするのがベスト」とのこと。

 

「よっしゃ、全部回ろう!」と言った時の、嫁さんと義ママの嫌そうな顔が忘れられません。

 

大森バス停から龍源寺間歩へ

大森バス停のすぐ横で自転車をレンタルできます。

人気は電動自転車で700円(普通自転車は500円)

なんせ銀山までは上りなので、皆さん電動自転車をチョイスするとのこと。普通自転車はすぐに借りることができましたが、電動自転車は待ち時間ありの状態でした。

 

さてどうするか?と悩んでいたら問題発生。

なんと義ママが「わたしチャリンコ乗られへん」と衝撃の告白。仕方なく徒歩で向かうことにw

 

五百羅漢は大森バス停からすぐ。ただし撮影は禁止されていました。

銀山公園を歩きしばらく進むと、大森小学校と保育園が。

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ここは世界遺産の真ん中。

でもごく普通にそこに暮らす人々の生活を感じられます。

小学校の生徒数は11人。きっとイジメなんてないはずです。

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歩いてびっくりしたことは、全く観光地化されていないこと。

豊かな自然と静かな道が続きます。

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途中に10時前後でも開いているお店が一軒だけありました。

焼き団子が美味しそうで、思わず買いそうに…。

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龍源寺間歩

龍源寺間歩へたどり着くまで、たくさんの閉鎖された間歩(坑道)がありました。外から眺めることはできますが、坑道内に入ることはできません。

 

歩くこと45分。ようやく龍源寺間歩へ到着。

こちらもただ自然の中にポツンと案内所があるだけです。

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坑道内へ入る料金は大人410円(子供200円)

とても気の良い係りの方がいらっしゃいます。

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まだ便利な機械もない時代、人の手によって掘り進められた坑道。

入り口を見るだけで苦労が偲ばれます。

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坑道の中は狭く、男性では頭がつっかえるほど。当時の人は今ほど身長がなかったとはいえ、ここから湧き出る水や、掘った土、採掘した岩を持ち出すにはどれほど苦労したんでしょう。

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削られた岩にはくっきりとノミの跡が。電気のない時代に真っ暗な坑道内で採掘を行うのは、現代では考えられないほど孤独なものだったでしょう。

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こちらは昭和になって掘られた坑道の出口。

出口近くに当時の作業を説明したパネルがあります。

 

無事出口へ到着し喜ぶ嫁さんと義ママ。

なんかここまで歩いたことと、地下の坑道から戻っただけで妙な達成感がありますね。

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遊歩道

龍源寺間歩を出たあとは、また2.3㎞の距離を歩いて戻らねば。さらにそこからおよそ1㎞の町並み散策です。でも不思議と嫌な気持ちにはなりません。 

とはいえ来た道をただ引き返すのではなく、帰りは遊歩道を通って帰ることに。

 

龍源寺間歩を出て帰り道に入るとすぐに神社が。

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その後は川沿いと、住宅の合間をぬった遊歩道をのんびりと歩きます。帰りは下りなのでずいぶん楽に感じましたよ。

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町並み散策

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石見銀山の古い町並みは高山や白川郷と違い、全くと言っていいほど商業化されていません。ただ昔のままの佇まいで今の暮らしが営まれています。

これを物足りないと思うのか、素晴らしいことだと感じるかは人それぞれでしょう。

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でも圧倒的なリアリティがここにはありました。

数百年も前にこの場所でどんな暮らしが営まれて来たのか、肌で感じられるんじゃないでしょうか。

 

とはいえ商業化されていない弊害も。

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なんとこの日の昼食は「パン」

だって他にめぼしいところは何もなかったんだもの。

唯一ありつけたお昼ご飯を、バス停のベンチで缶コーヒーを飲みながら3人で食べましたよw

 

とても美味しいパンで、すごくいい思い出になりました。

 

石見銀山をじっくり楽しむなら徒歩がオススメ

徒歩だとかなりの距離を歩きます。

  • 大森バス停〜龍源寺間歩往復4.6㎞
  • 龍源寺間歩坑道300m
  • 大森バス停〜大森代官跡バス停800m

およそ6㎞の道のり。

 

特に「龍源寺間歩」までの片道2.3㎞は登りになっていて、颯爽と漕いで行く電動自転車を羨ましく見たのは事実。実際、私も最初は電動自転車で回るつもりでしたから。

 

でも時間と体力があるなら徒歩をオススメしたい。

理由は二つ

  • 足早に通り過ぎるのはもったいない
  • 遊歩道は自転車では通れない

 

石見銀山の素晴らしさって、世界遺産でありながら、びっくりするほどそのまんまなところ。

 

こちらは「石見銀山大森町住民憲章」

ここに暮らす方々の協力なくして私たちが楽しむことはできません。

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こんな素晴らしいまちで、普段の生活の傍らにある素晴らしい自然や、素朴な佇まいを感じるのに自転車で通り過ぎるには早すぎます。

ところどころ立ち止まり、ゆっくり眺めることで、ここに暮らす人々の温かさや、歴史と生活を共生させていく難しさを感じ取れるんじゃないでしょうか。

 

遊歩道を歩いている途中、自宅前の草刈りをしているおじいさんに出会いました。

そこで普段通り生活する人々の領域に、外部の我々が立ち入っていることに若干の申し訳なさを感じつつ「こんにちはー」と声をかけさせて頂くと、作業中にもかかわらずとても気持ち良い挨拶を返してくれました。

 

もちろん多くの人が訪れることで、地域の方々は何らかの豊かさを得られているかもしれません。でも年齢を重ねれば、そんなことよりも静かに過ごしたいと思うのは普通のことでしょう。

それでも観光客に嫌な思いをさせないよう気を使って頂けたんだろうなぁ。

 

石見銀山は賑やかな観光地を想像して行くと、あまりの素朴さにびっくりするかもしれません。

住民の方々の努力によって大切に守られてきた場所であり、今後も守っていくべき世界に誇れる素晴らしい世界遺産でした。

車中泊したのはこちらの道の駅