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【災害対策】キャンピングカーは避難生活に役立つのか?

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熊本地震にて亡くなられた方のご冥福をお祈りすると共に、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を祈念してやみません。 

 

キャンピングカーを購入するにあたって、震災などの災害対策・避難生活のアイテムとして期待した方は少なくないでしょう。
 
東日本大震災以降はその意識は急速に高まっています。今年のキャンピングカーショーでは防災ゾーンが特設され、多くの人が見学されてました。今回の熊本地震をきっかけに今後もますますその傾向が強くなると思われます。
 
他山の石にしないためにも、その準備が出来ているのか改めて見直してみました。
 

目次

 

ライフラインの復旧にかかる日数は?

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一般的には3日分の備蓄が必要といわれていますが、これは救助活動が実際に動きはじめる期間をさしているようです。上の資料を見ても復旧という意味では、相当な日数を要する事は間違いありません。
 
とはいえ、救助活動が始まるまで自力で何とか食いつながねばなりません。救助が始まるのは住んでいる場所や、被害の度合いに大きく左右されるようで、3日分で足りるのか?という疑問はあるものの、車の中に積んでおけるスペースにも限りがあります。
とりあえず3日分の備蓄はしておくべきでしょう。
 

避難生活にキャンピングカーは役立つのか

キャンピングカーは避難生活に役立つのか?と聞かれれば、状況次第としか言えません。
熊本地震ではキャンピングカーが崩れそうな建物を支えている衝撃的な映像がありました。あんな状況になってしまえば、キャンピングカーの中で寝泊まりするわけにはいきませんからね。
 
他にも津波で流されたり、キャンピングカー自体が使い物にならないケースは多々あるでしょう。こればかりは「神のみぞ知る」ということですね。
 

苦しい車中泊避難には大いに役立つはず

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熊本地震で見た「車中泊での避難生活」
テレビでその現場がたくさん放映され、避難のためとはいえ普通車で車中泊をする大変さは身近に感じられたんじゃないでしょうか。
 
それだけでなく「エコノミー症候群」で命を落とした不幸なケースもあり、車中泊に関する意識は過去にないほど高まってると思います。
 
避難生活の現状を目の当たりにして「これがキャンピングカーなら…」オーナーなら間違いなくそう思ったはずです。
 
キャンピングカーが使えれば、少なくともしっかり寝れるベッドと寝具があるし、車内でそれなりに過ごせます。何よりもプライバシーがあることは、本当にありがたい状況です。
 
キャンピングカーで旅をした経験から、食が確保できるなら一月程度は充分に耐えられると思います。何とか使える状況である事を祈るしかありません。
 

キャンピングカーで避難生活に役立つ装備は? 

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キャンピングカーについてる、快適装備の大半は電気で動かす必要があり、電力の確保がかなり重要な要素。
一番有用なのは発電機ですが、普段はほとんど出番がなく、災害対策として購入する覚悟が必要。これは各個人の考え方しだいでしょうね。

 
そういう意味では、普段の旅でも重宝するソーラーパネルはやはり有用。
発電量は天候次第ですし、自由に電化製品を動かせるレベルにはなりませんが、スマホやパソコンの充電程度なら問題ないはず。
情報が重要な意味を持つ避難生活ではとても有用だと思います。

 

避難生活にはキャンプ道具も役に立つ

私はキャンプが趣味なので、車にはたくさんのキャンプ道具が積んであります。これは避難生活には確実に役立つものばかり。
  • 火が使える(ガスバーナー・カセットコンロ)
  • 明かりが取れる(LEDランタン・ヘッドライト・ガスランタン)
  • 燃料類(カセットガスや電池など)
  • 食事が取れる(食器・カトラリー・調理用品)
  • 外で過ごせる(タープ・テーブル・チェア)
 
常に予備のガスカートリッジや電池は積んでいますが、不足がないか常にチェックしなくては。キャンプが趣味でなくとも、カセットコンロ・燃料・電池・LEDランタンなどは用意しておいた方が良さそうです。
 
追記:台風21号で停電被害を受け、何はともあれ「明かり」「電源」「ガスコンロ」は必須でした。

 

飲料水・食料・衣料は積んでおかねば

この点は完全に意識不足でした。
車内で調理をしないし、保存にも限界があるので、水12ℓ・コーヒー・お茶・スープくらいしか積んでいません。
 
成人が一日に必要とする水分は、およそ2ℓと言われています。
積んでおくにはスペースも必要ですし、重さにも気を使う必要もあるので山盛り積むわけにはいきません。でもあと数本程度を増やしておかねば…。
 
全く積んでいない保存食を積むことも考えないといけませんね。
震災直後、amazonや楽天では非常食セットが殆どが売り切れになっています。落ち着いたらとりあえずα米と缶詰を積んでおきます。
 
衣類も出かける時に持ち込むようにしていたため、ほとんど積んでいません。多少の下着類やコンパクトに収納できるライトダウン、スエット程度は積んでおくべきですね。
 
他にあると便利なものとしては、紙皿・サランラップ・ボディ洗顔シート・歯磨きセット・除菌ウェットティッシュ・薬あたりでしょうか。これらは普段から積んであるので問題なさそうです。
 

まとめ:キャンピングカーは避難生活に役立つ!でも準備も大切

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改めてチェックしてみると、やっぱりキャンピングカーは避難生活には役立ちそうです。
特に長期間にわたって車中泊での避難を余儀なくされた場合は、普通車とは比較にならないほど快適に過ごせると思います。
 
しかしサバイバル状態になった場合は、備えがなければ単なる寝場所。最低限の備蓄はしっかりしておく必要がありますね。
 
避難生活に役立つことも期待して、キャンピングカーを購入したにもかかわらず、全然備えをしてなかったことに反省。
 
災害はいつどんな規模で襲ってくるかわかりません。
「備えあれば憂いなし」しっかりと備えておかねばと痛感しました。
 
 
トイレ・衛生問題を考えてみました

台風21号で9時間の停電を経験し、常備しておく物とコトをまとめた