トイファクトリー バーデン購入記③
希望車種も決まり、いよいよ購入に向けて動き出しますが、キャンピングカー購入には越えなくてはならない高い壁があります。
・・・嫁さんです。
私に限らず、世間一般の既婚男性にとって、ロマン系の話に対する最大の障壁は奥さんでしょう。これを超えねばキャンピングカー購入には決してたどり着けません。
わが家でも「キャンピングカー買うぞ!」と盛り上がっているのは私一人…という厳しい現実がそこにあります。
嫁さん相手に初戦敗退。こりゃ手強い。
ある日勇気を振り絞って嫁さんに切り出します。
「キャンピングカー欲しいと思うんやけど」
「キャンピングカーなら二人であちこち行けるやん」
「設営撤収なしキャンプは楽やろなぁ」
急に雑誌を購入し読みふけっている姿や、日々ネットを徘徊している状況から、すでに私がキャンピングカーを物色していることを察知し、最大級の警戒をしていたようです。
もともと直情型で欲しがりの私に対して、物欲が全くない嫁さん。「またいつものビョーキが始まったわと」呆れ顔です。
「そんなんいらん」
続いて「まずは道具部屋で現実を見てきいや」
その部屋は私の散財の記録。
おびただしいアウトドア道具がホコリをかぶっています。
そこを突かれたら、すごすごと引き下がるしかありません。
キャンピングカーフェスティバルの約束を取り付ける
一時撤退はしたものの私自身はまったく諦めていません。
先ずは人様のブログや雑誌書籍を読み漁り、キャンピングカーのメリットや使い方を頭に叩き込みます。その上で自分の思いを語り続ける、刷り込み作戦をとる事にしました。
具体的には
- ことあるごとに「欲しい」を繰り返し、少しでも聞いてくれたら思いを熱く語る。
- あったらいいなというシチュエーションは逃さずその場で熱く語る。
- 二人で飲みに行ったら、夫婦生活がどれだけ充実するかを熱く語る。
- 金銭面も含め自らの身を切る提案を少しだけ語る。
言い出したら聞かない私の性格をよく知る嫁さんが根負けして、キャンピングカーフェスティバルくらいは、付き合ってやるという話に。
2014年9月 大阪キャンピングカーフェスティバル
いざとなったら渋る嫁さんに喝を入れ、店も知らないのに「帰りに天保山で美味しいもの食べて帰ろう」などと空手形を切って、釣りフェスで通い慣れた南港に向かいます。
夫婦揃って初めてのキャンピングカーショー。
もう圧巻でした。
初めて目の当たりにするキャンピングカー。
雑誌やネットで散々見ているにもかかわらず、実物は想像以上に広く大きくお洒落。当然私はテンションMAX。いくつかのブースを忍者のように駆け巡ります。
ふと嫁さんを見ると、最近では全く私に向けた事のない潤んだ瞳。いわゆる「目がハート状態」神々の山嶺を攻略した瞬間でした。
奥様の説得には
とにかく口八丁手八丁でも良いので、キャンピングカーショー等の大規模展示会へ連れ出す事ではないでしょうか。
欲しいという話を切り出す前に「遊びに行こう」的なノリで、連れ出す作戦も大いにありかと。
男性に比べて、女性は現実家であると同時に感情感性の生き物です。
家計を守る立場からすれば「無くても困らず、欲しくもない高価なおもちゃ」の話を延々しても、現実的に不要と判断されますし、しつこく言えば、感情的に拒絶される可能性も高いと思います。
キャンピングカーは画面・誌面ではイメージし辛いもの。 まして興味のない奥様は、ほとんど想像できていないはずです。
「百聞は一見に如かず」まさに、キャンピングカーのための、ことわざじゃないでしょうか。実物を見た後ならば、夫婦の話し合いも具体的なものになると思いますし、支払いの面などは、奥様が得意とする現実論です。
イメージと感情の話し合いから、リアルで具体的な話ができる状態に。
これが一番大切な気がします。
奥さんの説得には
- ちゃんと勉強して具体的な使い方をイメージして伝える
- とにかくキャンピングカーそのものを見せる
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