キャンピングカー(バーデン)購入記⑤
コンパスをあきらめて、キャンピングカー選びを仕切り直し。
他のブースを見て回ったものの、ワイドミドルベースで希望の条件を満たす車はありません。
目次
- スーパーロングってあり?
- トイファクトリーのブースは大混雑
- トイファクトリーのバンコンを比較
- バーデンの魅力
- トイファクトリー本社でバーデンを契約
- (参考:追記)トイファクトリーのバンコン:今ならどれを選ぶ?
スーパーロングってあり?
コンパスドルクをゴリ押しされたこともあって、スパロンベースがちらつきます。
問題はただ一つ「デカすぎる」
とはいえ運転を除けば、普段行ってるスーパーに行けなくなる程度の話。第二候補で、私も嫁さんもお気に入りの「バーデン」が急に気になりました。
まあ、この段階ではスパロンの短所なんて見えなかったのが実際のところw
いざ乗ってみると、少し大変な面もありました。
トイファクトリーのブースは大混雑
バーデンを見るためにトイファクトリーのブースへ向かうと大混雑。この時初めて「トイファクトリー」が人気ビルダーだと知りました。
その前のやりとりで疲れていたのもあって、さすがにまた見積もりを依頼する気にもならず、バーデンを遠目に見て会場を後にすることに
翌日トイファクトリーに電話して、カタログの送付を依頼。
届いたカタログを読み込むと、真面目に車を作っている様子。
トイファクトリーのバンコンを比較
もともとバーデンがいいと思ったのは、希望したレイアウトだったから。
常設ダブルベッドがあり、過ごす・寝るが別々なのが魅力。
最初からこのモデルと考えていたので、他のレイアウトにはあまり興味がありませんでしたが、トイファクトリーのカタログを見て、他のモデルも検討してみることに。
バーデン以外のメジャーなモデルは3種。
「GT」「ランドティービィー」「トイズボックス」です。
トイファクトリーGT:バンコンにキャブコンと同じ機能をつめたモデル
バーデンとの違いは
- 常設ダブルベッドがシングルの二段ベッドに
- マルチルームがある
- 常設ベッド下の収納がなく大きな荷物は積めない
- キッチンの横に大きめの収納があってスッキリ
パッと見るとシングルの二段ベッドが、バーデンに比べると窮屈に感じてしまいます。
またトイレは不要と考えていたので、マルチルームよりもベッド下部に収納できるバーデンに魅力を感じました。
ランドティピー:広大に使える室内が魅力
ランドティピーは後部のベッドスペースが広大で、折りたたみ式の二段ベッドがあるのが魅力。
バーデンとはレイアウトがだいぶ変わりますが、車内をドーンと使うならこれが一番な気がします。
うーん、思ったよりいいなぁと思いましたが
バーデンと比べて
- 荷物が積めなさそう
- 水回りの動線が悪くて使いづらそう
- 常設ベッドがない
このへんがネックと感じました。
特に水の補充がちょっと面倒なのと、荷物の積載力が足りないと感じたんですよね。
トイズボックス:アクティブな遊びには最適
トイズボックスはキャンピングカーというよりも、遊びぐるまってイメージ。
荷物はたくさん積めて寝るには十分だけど、あまり室内で過ごす感じがしません。例えば水回りが最後部にあるので、ベッドを展開してたら使えないし、サードシートが補助席みたいにチープだったり。
キャンピングカーというよりは、車中泊車の延長のように思えて、さすがに二人で旅をしよう!って気にはなれないためパス。
でも、釣りやキャンプなどアクティビティがメインなら、これが一番遊びやすい車だと思います。
バーデンの魅力
これはバーデンだけに言えることではありませんが、トイファクトリーの車の魅力をひとことで言えば「クオリティの高さ」
バンコンの種類はいくらでもありますが、トイファクトリーの車は頭一つ抜けたセンスが感じられます。
バーデンのレイアウトは王道とも言えるスタンダートなものですが、他のビルダーのものに比べてオシャレ感・作り込みの良さが際立つんですよね。
もともと希望したレイアウトだったこともあり、トイファクトリーの他の車種と比較しても、自分たちの使い方に一番あってそうな気がしました。
トイファクトリーのクオリティを見ると、同じレイアウトでもあまり他は考えられず、バーデンにしようと嫁さんも同意。
トイファクトリー本社でバーデンを契約
嫁さんの気が変わらないうちに。。
このチャンスを逃すわけにはいきません。
キャンピングカーフェスティバルから二週間後、連絡を入れてトイファクトリー岐阜本社へ向かいました。
トイファクトリーに到着すると、担当の方がバーデン以外の車も含めて、実車を目の前に丁寧に説明してくれます。
素人丸出しの素朴な疑問にも、嫌な顔をせず付き合ってくれました。
前回の事がありますので、これだけで安心できます。
見積もり金額は高いですが心は決まりました。
(参考:追記)トイファクトリーのバンコン:今ならどれを選ぶ?
当時は色々と比較した上でバーデンを選びました。
実際、トイファクトリーのバンコンでは「バーデン」が一番売れていると思います。やっぱり王道のレイアウトで、寝る・過ごす・積むのバランスが一番高いのが理由でしょう。
今はバーデンからキャブコンに乗り換えた私ですが、このパターン(バンコン→キャブコンへ乗り換え)は別に珍しくありません。広く・使いやすくを望むのはキャンカーで旅を続けると自然に出てくる感情ですから。
そんな私が、もし今トイファクトリーのバンコンをチョイスするとしたら、どんな順位になるかというと…
1位:ランドティピー
荷物はあまり積めませんが、後部をベッド展開した時は、寝る・過ごすという点で圧倒的に使いやすそう。こういう強みがある車って飽きが来ないというか、変えがたい魅力があると思うんですよね。
なんと言っても全てをベッド展開した時の「ドーーン」という開放感は、長旅の時に大人でもゴロゴロできるし、子供さんやペットものびのびと過ごせそうです。
また旅くるまとして収納などは、ランドティービィーの方が使いやすそうです。
2位:GT
狭いけどマルチルームがあるのが魅力。
実際の使い勝手は厳しそうですが、非常用として特に女性には役に立つと思います。
マルチルームの有無は、あとあと大きなポイントになる可能性が高いので、慎重に判断しましょう。
また旅ぐるまとしての収納力は、デッドスペースがない分、バーデンよりも使い勝手がいいと思うので、くるま旅がメインならGTの方が向いてる気がします。
3位:バーデン
バランスの良さはピカイチですが、上二つに比べると突出した魅力がないかも。
まあ、すでに乗ったから言ってるのかもしれませんw
ただランドティービィーの「ドーン」とした開放感や、GTのマルチルームに比べると、バンコンの常設ダブルベッドって、そこまでの強みではないと思うんですよね。
汎用性の高さは抜群なので、色んな遊びをしたい人に一番適したモデルなのは間違いありません。
2017年、新しいバーデンにブラッシュアップされていました。
ずいぶん使いやすくなってると思います。
4位:トイズボックス
旅くるまとしては正直イマイチでしょうね。
旅主体なら、他のモデルを選んだ方が後悔しないでしょう。
でもアウトドア主体で寝ることを求めるなら魅力的な車。個人的に釣り車として欲しいくらい。
汎用性が高いって素晴らしいことですが、バンコンの場合は中途半端になりやすいのも事実。狭い車内に無理矢理いろいろ詰め込むよりも、特化した強みがある方が自分の使い勝手に合わせやすい気がします。
乗ってみると色んな気づきがあるものです。
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