世間一般では「夏だ!キャンプだ!」みたいなノリですよね。
しかし、ある程度キャリアを積んだキャンパーからすれば、一番避けたいのは真夏じゃないでしょうか。
私も、真夏のキャンプはかなり苦手。
そんな私ですが、新しいキャンピングカーが納車されたので、色々と試したいこともあって、二週続けて真夏のキャンプに出かけることに。
真夏のキャンプが好きじゃない理由
私の場合、もともと真夏は釣りが目的で、宿泊手段としてソロテントでキャンプをしてたんですよね。そのため、真夏にキャンプそのものを目的に出かけたのは、それほど多くありません。
どちらかといえば夏だけキャンプを休んでた感じ。真夏に嫁さんと行く時は、飛騨の方や和歌山の山中で、釣りとセットでということが多かったと思います。
多分、夏キャンプが嫌いな人の理由は、
- 暑すぎて設営・撤収がツラすぎるし、寝苦しい
- 虫がシャレにならない
- 常識(マナー)知らずのキャンパーが大量発生して迷惑
こんな感じじゃないでしょうか。
二週続けて真夏のキャンプをやってみて、やっぱり真夏のキャンプはキツいなぁというのが正直な感想。
今はキャンピングカーに乗ってる私からすれば、暑いことも虫の発生も、テントキャンパー時代を思えば、はるかに恵まれていますので、あんまり問題にならなくなってきましたが、「常識(マナー)知らずのキャンパー大量発生」には嫌な思いをします。
初心者は誰でも通る道、でもマナー知らずの大人はその人次第
初心者の方が、テント立てるのにめっちゃ悩んでいたり、炭を起こすのに必死だとか、そういうことは誰でも通る道ですからね、何とも思いません。むしろ微笑ましくて、お手伝いしたくなります。
私も初心者の時は、普通の人以上にしょーもない失敗を繰り返したと思います。
でも、大人のマナー知らずだけはどうしてもダメ。グルキャンでいつまでも大声で騒いでる連中もどうかと思いますが、何より子供にマナーを教えない親が苦手。
なんせ危ないので「何考えてんねやろ?」と思ってしまいます。
今週も先週も、そういう親御さんを見て、いやーな気分になりましたよ。お盆休みも近いですからね、この二週間で見た事例を。
他人のサイトに入らせない!
今週、青土ダムエコーバレーキャンプ場に行ってたんですが、各サイトに仕切りがないんですね。
そのため、隣のサイトのお子さんが、私のサイトに入り放題w
虫取り網を持って、一生懸命トンボを追いかけてました。「微笑ましいじゃない!」なんて思うかもしれません。しかしその場所には、燠火の上にビーフシチューを煮込んでいるダッジオーブンがあるんです。それだけじゃなく、電源から引いているコードや、タープの張り網が。
そんな場所を、虫だけに注意を取られて追いかけている、幼稚園にも入っていないくらいの子供が走り回れば、いずれそこに突っ込むことは容易に想像はつきます。
こちらは気が気じゃありません。結局「危ないよ」と諭し、自分のサイトに戻らせましたが、特に親御さんが謝るでもなく、注意するでもなく…。
可愛い我が子に大怪我させたいんでしょうか?
自宅でヤカンを乗せてるストーブのそばを、バタバタ走らせてほっときますか?
夜にサッカーすんなって!
夏のキャンプ場の風物詩とも言える、白色蛍光灯(LED)のみの暗〜いサイト。
キャンプ初心者にありがちな、光量不足サイトですが、やっぱり警戒はしますよね。特にヘッドランプだけで食事してるサイトを見ると、ちょっと嫌な予感がします。かなり慣れてる人がやってるケースなら問題ありませんが、9割はそうじゃありません。
案の定、そのサイトの子供たちが、ヘッドランプをつけて、真っ暗なキャンプ場でサッカーを始めました…。
「マジかよ?」と思ってすぐに、ボールが吹っ飛んできましたよ。
こちらは食事中で、バケットを焼くために火も使っています、さすがにムッとして「もうやめなさい」とボールを取りに来た子供に注意しました。が、親御さんはそんなことは知らない様子。
もし私たちが怪我をしたらどうするんでしょう?
そうならなくても、料理の上にボールが吹っ飛んできたらどうするんですかね?もしそれで自分の家族が怪我をしたら、私は真剣に怒鳴り込みますよ。
子供のサッカーです。ボールがあらぬ方向に飛んでくことは容易に想像はできるはずですし、だいたい、家の前や近くの公園で、夜にヘッドランプでサッカーさせますかね?なんで他人がたくさんいるキャンプ場ならできるんでしょうか?
衛生的か考えようよ!
先週、朽木キャンプ場に行った時の出来事。
朽木キャンプ場自体、あんまり衛生的とは言えませんw
先週、このサイト内を流れる小川で、2〜3歳くらいのお子さんを遊ばせてたんですよ。自分のサイトの目の前で、目も行き届きますから安全ですしね。それだけを見れば微笑ましいんです。ですが…
洗い場の前にある小川、上の写真の小川と一緒なんです(^^;;
この洗い場、下水なんてありません。洗ったものはそのままその前の小川に流しています。つまりさっきの川は、みんなの洗い物の排水が流れてるってことですね。
排水を川に流す仕組みってどうなん?とは思いますが、そうなってるものは仕方ありません。そのことは普通に見てたらわかるはずなんです。ここから、さっきの場所まで10〜15Mくらいですし、自分も使うはずですからね。
一応流れのある小川ですから、排水自体に衛生的な問題はないのかもしれません。
それでも、目の前で流れてる排水の川で、小さな子供に水遊びさせるのは、万が一を考えると遠慮したいでしょうし、気持ち悪くないんでしょうか。
わかっていたなら何もいうことはありませんが、もしちょっとした注意不足なら怖いことです。自然の中で遊ばせるのに、親御さんの注意力は、かなり重要なファクターだと思いますよ。
まとめ
最近、本当にキャンプが流行してきているなと肌で感じます。
もし、今からキャンプを始めるならば、アイテムがどうの場所がどうのという前に、まずマナーとルールを守ることを子供に教えましょう。
キャンプは、都会の子供でも自然に触れることができる素晴らしいものです。同時に、他者への気遣いや、ルールを守るという大切なことを教える場でもあります。
そんな素晴らしいキャンプも、親御さんが子供に甘いしょーもない対応をすれば、長い目で見れば逆効果ですし、他のキャンパーからすれば、迷惑この上ない話でしかありません。
偉そうに聞こえると思いますが、一人のキャンパーとして感じた率直な気持ちです。