いきなりのニュースですね。
このニュースを見て真っ先に思ったのは他のメーカーは大丈夫?だったんですよね。
多分キャンプする人は同じブランドをイメージしたんじゃないかと思うけどw
それにしても、キャンブを取り巻く環境ってすごく変わりましたよね。7年近くキャンプから離れて「浦島太郎状態」の私からしたら、もうびっくりですよ。そんな私から見た国内ブランドの変化と現状を。
やっぱりキャンプ道具好き
アウトドアを一時止めた理由の一つが、道具マニア化した虚しさだったのと、キャンピングカーを買ってからは、ミニマムキャンプでいいので、最近はアウトドア道具は、あまり買わなくなりましたが、やっぱりキャンプ道具が好きなんですよね。
何というか…いかにコンパクトに軽く、使いやすく、それでいて美しく、みたいな感じで、こだわりを詰め込んだ商品。ギミック的にも男心をくすぐるというか。
今はそんなに買いはしないものの、新製品の特集が組まれてる時は、必ず雑誌を購入して、ショップがあれば覗いてしまうんですよ。
おしゃれキャンプにびっくり
1年くらい前、キャンプを再開したついでに、改めて雑誌とか買ってみたら、初めて目にする「おしゃれキャンプ」なるキーワード。
ちょっと気になって、代表的な「GO OUT」を買ったらびっくり。海外のおしゃれなコットン幕や木製チェア、ビンテージ物など、こだわりで固められた空間に、度肝を抜かれましたよ。たぶん、昔から一部の間ではあったんでしょうけども、全く記憶にありません。
7年程前は、おしゃれというよりも、プレミア感でスノーピークが完全に頭一つ出てる感じでした。海外の幕では、MSRくらいしか目立つものは無かった気がします。
そんなキーワードに触れて、国メーカーはどうなってるんだろう?と余計な心配が。
おしゃれキャンプは、国内メーカーにどんな影響を与えてるんだろう。
国内ブランドの値段にびっくり
離れてた期間が長かったから、当然なんでしょうけど、今度は国内メーカーの価格にびっくり。
スノーピークなんて、7年前でも「これどうなん?」と思う値段だったのに、当時に比べて、ほとんどが30%近い値上げ。もはや、これってキャンプ道具として適正?という疑問が。しかも上場して、ポイントプログラム作ってましたw
ロゴスは「庶民の味方」のイメージだったのに、ちょっと高くなりましたねぇ。
コールマンジャパンのテントは、ウェザーマスター以外、ホームセンターで買うイメージだったのに、今はスノーピークとそんなに変わらない。
価格の上昇は、円安や素材の高騰などの、経済状況が一番の原因なんでしょうけど、コールマンやロゴスは、ブランドポジションの変更に、何年も前から取り組んできたんでしょうね。7年ぶりに値段見たら、ほんとびっくりですよ。
今は、ドッペルギャンガーが昔のロゴス的なポジションなんですかね?パクリ専門でも、低価格かついいものはいい感じで私は好きですけど。
コールマン排除措置命令、他のメーカーへの波及は
他のメーカーへの波及は、多少なりともあると思います。公取が動くのは、基本的にリークか政治絡みが、引き金になるケースが多いです。
コールマンジャパンが、単独で狙い打ちされたとするなら、他のメーカーと比べて、よほど小売への圧力が強かったんだと思いますが、もしかしたら、一罰百戒的な意味でやられたか、既得権益的なアンタッチャブルな領域に踏み込んでしまったか…。
いずれにしても、他の小売へのヒアリングや、このニュースを見て別のリークが入る可能性もありますし、一罰百戒ということなら、警告ですからね。他メーカーも自社の体制に問題がないかを、見直す必要が出てきます。
ただ、コールマンジャパンの場合、過去の販路は、ホームセンターのように、値引き前提の小売業者を、たくさん抱えていましたが、スノーピークは殆ど無かったので、そういったしがらみは、コールマンジャパンの方が遥かに大きいと思います。
もしかしたら、スノーピーク認定の販売小売が、過去からコールマンジャパンを安売りして、スノーピークの価値を高めてたとこに、コールマンジャパンから、圧力をかけられて逆ギレした可能性もあったりして…。
だれがリーク元か気になりますね。
それにしても、コールマンジャパンが無かったら、今のようなキャンプの発展は無かったと思うのは私だけですかね。
信じられないかもしれませんが、キャンプ場は一面緑のテントだったんですよ。ここ10年くらい、コールマンジャパンが、キャンプの裾野を広げる役割を果たしたのは、間違いないと思いますよ。
まとめ:7年ぶりに見たアウトドア業界とキャンパーはどう見えるか
7年もキャンプから離れてた私からすれば、アウトドア業界の勢力図の変化と、ユーザーの意識の変化には、正直びっくりしましたよ。おしゃれキャンプ・スノーピークの上場とポイントシステム・コールマンやロゴスの高級化・海外プロダクトの浸透等。その流れを作り出したユーザーとメーカーにはやっぱり拍手を送りたいですね。
でも、前にも増して、道具本位な状況には「人間て変わらないなぁ〜」と思いますよ。道具に囲まれる事、揃える事が目的になってない?て思ってしまいます。
スノーピークのポイントシステムなんて、しばらく離れた人間からしたら「?」以外の何物でもないし、どう見ても初心者が手を出しづらい値段設定で、ディープなユーザーから、ぼったくる仕組みですよ。
とか言いつつも、道具に目がいってしまう私。所詮道具です。どう使うのかが一番大事な訳で、使われるもんじゃない。自戒を込めてそう思うんですよね。