イージュー☆camper

キャンピングカーでのお気楽アウトドアとくるま旅

バンテックのキャブコン「コルドリーブス」に2年乗ったから改めてレビューしてみるよ

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私にとって2台目のキャンピングカー「コルドリーブス」が納車されて2年経ちました。

発売からずいぶん経過しましたが、限定モデルが販売されたり、シート生地が選択可能になるなど、少しずつ改善され今も現役で販売されています。

今後コルドリーブスを検討されている方向けに、2年乗った経験から改めてレビューをしてみますよ。

 

目次

 

バンテック:コルドリーブスに2年乗った総評は

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キャンピングカービルダーの老舗「バンテック」らしくオーソドックスで洗練された、使いやすいレイアウト・装備。

加えて「FRP土間」や「左右独立して展開できるバンクベッド」など、コルドリーブスならではの特徴は、特定の使い方を想定してる人にはすごく刺さるもの。

 

同じバンテックのフラッグシップモデルである「ジルシリーズ」と比べると、快適性はやや落ちるものの、アウトドア志向の強い層なども使いやすいため、幅広く受け入れられるキャンピングカーだと思います。

 

同じリアエントランスのジル5と比較すると

  • くるま旅がメイン=ジル5
  • アウトドアユースも多い=コルドリーブス

利便性はこんな図式じゃないでしょうか。

 

私の使用頻度は旅とアウトドアが半々くらいなので、やっぱりコルドリーブスが使いやすいと思ってます。

 

エントランスのFRP土間は使いこむほど便利さを感じる

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横着者の私たちにとって、FRP土間は使い込むほど便利さを実感できる優れもの。

購入時にメッチャ刺さったんですが本当によかった。

 

アウトドアの時に外と一緒に使える便利さ

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リアエントランスモデルって「過ごす・寝る」場所と「それ以外」の場所がハッキリ分かれて動線が被らないのがメリット。

 

つまりエントランス部分には食材・飲み物・食器・カトラリー・調味料・調理道具・清掃道具などが満載なのに加えて、マルチルームにはトイレ・お風呂関連・洗濯物・汚れる荷物なんかが突っ込まれてたりします。

 

そこに土足でドカドカ上がれるってことは、キャンプ場や釣りの時はエントランス部分を外と一体で使えるということ。これがマジで便利なんです。

 

例えばキャンプの時、以前はキッチンスタンドを設置して作業してましたが、今はリーブスのキッチンでええやんという話。

 

釣りやスキーで「天気もいいし外で少し一服しよか」なんて時も、土足のままビールやジェットボイル&ドリップコーヒーを取り出して、のんびり外で至福の時間。

 

たかだか靴を脱ぐ脱がないだろなんて思うなかれ。人間はわずかな手間を惜しむ生き物だし、それが理由でしなくなっちゃうんですよ。

 

靴なんて脱いでられるか!という場面は実に多い

私も嫁さんも典型的なめんどくさがりですが、セコセコとアウトドアを楽しんでます。しかしこのテのシューズは脱ぎ履きに手間のかかるものばかり。

  • 冬場のウィンターブーツ
  • 鮎釣りのウェダー
  • スキーブーツ
  • トレッキングシューズ

準備万端!と思っても「あ!忘れた!」なんてザラにあるし、昼メシ時に必要なのはお湯とビール&ツマミだけなんて場面が大半。

 

こんなシチュエーションで、いちいちめんどくさいシューズの脱ぎ履きなんてしてられません。夏のサンダルを除けば、コルドリーブスでよかったと思う場面は本当にたくさん。

 

土間に物が置けるから収納も便利

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コルドリーブスはエントランス左側のアイランドカウンター下に造り付けの収納がありません。アウトドア遊びをする時にこれが便利なんです。

 

例えば

  • 鮎釣りの囮缶やウェダー
  • スキーブーツ

防水パン仕様だから濡れたものも気にせず置いておくことができます。

 

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他にも

  • キャンプの消耗品やその時だけ出動する道具
  • 釣り道具全般
  • 長期キャラバンの消耗品
  • 夏場のクーラーボックス
  • 普通に靴置き場

その時々に合わせて自由に荷物を置けるので本当に便利。

 

あらかじめ用意された収納って見栄えはいいものの、思いのほか使い道がなくて、あまり必要のないものを、念のために置いとくだけだったりします。

 

キャンピングカーの限られたスペースは「これ!」と役割を決められてしまうよりも、自由に使える方が色々と便利なんですよね。 

そもそもキャブコンの室内収納は十分すぎるほどありますから。

 

リアエントランスの良さ

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コルドリーブスならではというわけではありませんが、リアエントランスはツボにハマる人には代え難い魅力があるんです。

 

リアエントランスの弱みは

  • ベッド下の収納がないために大物の収納力が不足しがち
  • 常設ベッドがない(ベッド展開が必要)

この二点さえ納得・解決できれば、あとはいいことしかありません。

  • 広々使えるリビング
  • 機能が独立して動線がスッキリ
  • 車内の温度管理もしやすい 

車内に入った時に感じる広さ、そのままに使えるんですよね。

 

1台目のキャンピングカー「バーデン」で遊んでる時に、常設ダブルベッドのスペースがすごく勿体無く感じました。寝る時以外は物置にしかならないし、物置にすれば寝る時ジャマだし…。

四畳半の部屋にゴージャスなダブルベッドを置いてる感じ。

 

リアエントランスのキャンピングカーは、ベッド展開に必ずひと手間かかりますが、車内で過ごしている時のデッドスペースが少ないんです。

「狭い室内を最大限活かす」四畳半の部屋に布団を敷いて、普段は広々使いたいという高度成長期の間取りみたいなもんですねw

 

とはいえ、あくまでも2〜3人で利用するケースの話であって、人数が増えるほど後部二段ベッドモデルの利便性は高まると思います。

 

横着でぐうたらな自分たちにぴったりのリビングスペース

バンテックのリアエントランスモデルは、リビングを掘りごたつ仕様にするのは全く手間がかかりません。

この状態から

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背もたれを外して乗っける

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もういっちょ!

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どーん

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ここまで10秒くらいで出来上がり。

どれだけめんどくさがりでも、これならできるでしょうw

 

車中泊先に着いてからやることは「食べて飲む・ゴロゴロする・寝る」

私たちは食事をする段階で掘りごたつ仕様にして、食事をしたら足を伸ばしてゴロゴロ過ごし、そのまま寝落ちするのが恒例。

 

実際、夏場は半分くらいリビングで寝落ちしたまま朝を迎えています。人間それなりのスペースで足が伸ばせればぐっすり眠れちゃうんですね。

 

「片付けせずにすぐ寝たいから常設ベッドが必要!」と聞きますが、運用はリアエントランスでもほぼ同じですよ。

 

左右独立して展開可能なバンクベッドはホントに秀逸

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コルドリーブスのベッドは

  • ハシゴ不要で上り下り可能
  • 左右独立して展開できる
  • 上方の空間が広い

これが、想像したよりメチャメチャ使いやすかった。

 

ただし

  • 子供さんが使うにはちょっと不便(オプションで解決可能)
  • 寝相が悪いとちょっと怖い

少しだけ使う人を選びます。

 

嫁さんだけでなく、野郎同士で釣りやキャンプに行く私にとっては本当に便利。

嫁さんはソッコーで眠くなる人なので、私がリビングでゴソゴソとゲームしたりブログを書いてる時には、左側のベッドを展開して睡眠体勢。

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このベッドは片側だけ展開しても圧迫感がほとんどありません。テレビも見やすい(ゲームしやすい)のでホントに助かります。

 

何より野郎2〜3人で釣りやキャンプに行った時に、万が一にもくっつくことがないのがいい。これはお互いのために非常に重要なファクターw

 

寝心地という点では常設ベッドにかないませんが、マットの厚みやクッション性は悪くありません。別にアウトドア用でもいいのでマットを一枚敷くとよく眠れると思います。 

 

シンプルイズベスト

バンテックのラインナップ上、コルドシリーズはジルシリーズの廉価版の位置付け。

快適装備に関してはずいぶん差があるんですが、シンプルなので故障も少ないのでは?とポジティブにとらえています。

 

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例えばジル5にある「引き出し式の蓋つき外部収納」

キャスター付きで引き出せテーブル代りに使えたたりとすごく便利。

反面、収納も取り出しも一手間増えるし、上からの収納だと雨の日に使いづらい。

 

何より肝心な容量はさほど変わらず、重いものを積めばキャスターが破損するリスクが出てきます。

コルドリーブスの収納は、容量は変わらず雨でも問題なく使えるし、何より壊れようがありません。

  

遊びの道具はシンプルかつ壊れにくい方が楽チン。「足なんて飾り!偉い人にはそれがわからんのですよ」と雑兵は思うのですよ。

 

車重が軽め

車重が重くていいことはひとつもありません。

燃費・走りだけでなく、キャブコンならではのバーストの問題など。

各ビルダーが車種別の正確な車重を発表していない現況は本当にどうかと思っています。

 

WEB上に転がってる個人発信の情報を見る限り、コルドシリーズは520㎝サイズのキャンピングカーと比較するとやっぱり軽いんです(とはいえ重い)

 

サイズアップによって室内の快適度はすごく高まりますが、安全性とのバーターということは考慮すべきポイントかと。

 

個人的にJAFが対応(3t未満)なのも嬉しいポイントです。

 

コルドリーブスのイマイチなところ

エアコンの室外機周り

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コルドリーブスの一番ダメなところはエアコンの室外機周り。

室外機を囲う部分の面積が小さすぎて「冷えない=使用電力が大きい」という問題が生じていること。

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これは現在のジルシリーズを見れば一目瞭然で、室外機を囲う部分の面積が倍くらいになってます。

 

これほどシンプルな理由かつその後のモデルでは改善をしてるなら、絶対に改良すべき点だと思うんですけどね。バンテックさん考えてくださいよ。 

 

寒いところでは土間が底冷え

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FRPの土間は寒い場所でかなり冷えます。

構造的なものなので仕方ありませんが、FRP土間の強みを活かすには断熱するためのカーペットも敷けないんですよね。

 

スキー場ではエントランス部分が「寒っ」てなります。昇降口にビールを置いとくとよく冷えますよw(たまに凍る)

 

とはいえ、雪国以外のくるま旅では問題ありませんし、スキー場でも過ごしたり寝るのに影響はありません。FFヒーターは本当に偉大ですね。

 

まとめ

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バンテックのコルドリーブスは、幅広い人にオススメできるキャンピングカーだと思います。

さらにコルドリーブスならではの特徴を活かせれば、他のキャンカー以上にオンリーワンな使い方ができる、魅力あるキャンピングカーですよ。

 

 

寝落ちが常の私たちにとってすごく便利なのがペンドルトンのブランケット。夏の寝具にも寒いとキャンプ場でも大活躍。最近は「ゆるキャン△」の影響もあってまた流行ってきましたねw