カメラ界隈は「フルサイズミラーレス」の話題で盛り上がってますね。今後の動きから目が離せそうにありません。
そんなタイミングですが、マイクロフォーサーズ規格の「ルミックスDC-GF9」を一年以上使ったのでいいとこ、イマイチなとこを。
目次
ルミックスGF9を一年半使ってみた
ルミックスGF9を使い始めてから一年半が経ちました。
使用用途は
- 普段使い
- 旅行のサブ機
- ブログ用の写真撮影
- 嫁さん用カメラ
とにかく機動力が高く便利に使えています。
ルミックスGF9のいいところ
あまり多くのことを求めなければすっごく使いやすいカメラ。
実は機能はてんこ盛りですが、複雑なことをするなら違うカメラを選んだ方がいいかなと思います。
あくまでも「気軽に持ち歩けて」「簡単に」「それなりに綺麗な」に撮れるカメラという位置付けで楽しむカメラですね。
軽い・小さい・持ち歩ける
レンズ交換可能なミラーレス一眼なのに「軽くて小さくて、いつでも持ち歩ける」のが最大の魅力。
邪魔にならず、小さなカバンでも気にせず持ち歩けます。
プロやハイアマチュアでもなければ、写真は「撮ったもん勝ち」ですから、カメラがいつでも手元にある方がずっと大事。
持ち出すのをためらうようなカメラより、思い出をたくさん残せるのは間違いありません。
大げさに首からかけなくてもハンドストラップで十分。こんな気軽さも嬉しいポイント。
小さいボディなのに操作しやすい
物理的な問題としてカメラは「ボディが小さい=操作性が悪い」もの。でもルミックスGF9は小さいボディながら、わかりやすいUIで操作性は良好です。
よく使う項目を登録しワンタッチで呼び出せるファンクションボタンが、ボディに3つ、モニターに5つあり簡単にアクセスできるし、モニター内のタッチパネルがスマホ感覚で使えるので本当に便利。
タッチAFやタッチシャッターなど、カメラに興味がない嫁さんでもすぐに使いこなせました。
メニューガイドもわかりやすく、機能を色々試せるのも嬉しいポイント。パナソニックのUIは本当によく考えられて使いやすいです。
難しく考えずキレイに撮れる
カメラまかせで簡単・キレイに撮れるのはコンデジライクなGF9にピッタリ。
例えばシーンガイドでは
- 「料理を美味しそうに撮る」
- 「風景をきれいに撮る」
- 「逆光でふんわり撮る」
- 「夜景をクールに撮る」
など、わかりやすい言葉のチョイスがいいw
暗い場所やお店では画像が粗くなりやすいものの、気軽に雰囲気ある写真が撮れるのは楽ちん。
自撮り用のチルト機能が便利
おっさんの私には縁のない機能と思ってたら、嫁さんがこの機能をめちゃ気に入ってました。
なんといってもチョロっと二人で写真撮るときにすごく便利。ただ手の長さ分しか撮れないのであんまり背景が入りません(テクも必要w)
今は一脚を自撮り棒がわりに使ってます。
これからはコレを使う予定
ルミックスGF9のイマイチなところ
イマイチと言ってもGF9の場合は最小クラスのサイズという強みの裏返し。でも本格的な撮影に向いてないという点は十分理解しておかねば。
キットレンズを伸ばさないと撮れない
沈胴式のキットレンズは、最初に手で伸ばさないと撮影できません。コンデジ感覚で使えるだけに、毎回ひと手間かかるのがちょっとめんどくさい。
とはいえ電動ズームも違和感あるんですけどねw
ファインダー(EVF)がない
「わかって買ったんでしょ!」と言われたらそこまでですが、やはりファインダーがないと晴天の時は液晶画面が見づらいです。とはいえ「小さく・軽い」ことを優先して買ったわけで、気軽に撮れることで充分相殺できます。
でも、本当の問題はそこじゃなかった…
ファインダーなしは老眼に超ツラい
実はファインダーがないことで、一番問題なのが「老眼にはツラすぎる」ということ。
数年前に始まった老眼が毎年ひどくなって本当に近くが見えない…あうあうorz
大きく撮るものは問題ありませんが、風景など液晶に小さく細かく映るものは全然ダメ。いやーおっちゃんはツラい。
もっとも、これはルミックスGF9に限った話ではありません。
ある程度の年齢はファインダーの無いミラーレス一眼を買う場合はよく考えた方がいいかも。40歳過ぎたらいつきてもおかしくないですよ老眼は…。
キットレンズしかつける気にならない
GF9の一番の魅力は携帯性。
本体はもちろん小さなキットレンズが素晴らしい。
毎回伸ばさなあかんと文句を言ったものの重量はわずか70g。でもかなりカッチリ映るんですよね。同梱の「単焦点レンズ」も十分小さいけど、それでもキットレンズの倍ほどの大きさ。一番いい部分をスポイルしちゃうので装着を躊躇するほど。
ちなみに良いレンズを付けようにも、ボディとのバランスが悪すぎて全くその気になれないのが、本格的な撮影には致命的。
どうしてもカメラが小さすぎるとカメラシステムとしては限界がありますね。
マイクロフォーサーズがすごくいい
GF9を使ってわかったのはマイクロフォーサーズの魅力。
今「SONY α7RⅢ」を使っていますが、フルサイズで一番小さなカメラでもレンズは大きいんですよね。なので持ち歩くシステムとしてはかなり大きく重い。
その点、マイクロフォーサーズはレンズが小さいので、システムとしてめちゃめちゃ小さく軽いんですよね。それでも写りはかなりカッチリしてる。
ボケにくさや高感度の弱さなど、フルサイズに及ばない点はあるものの、それ以外の場面ではシステムの軽さの方がはるかに便利じゃないかと。
私のメインの使い方は旅先のスナップとブログ用ですから、フルサイズの必要性を感じなくなってきました。
とりあえず現状の問題を解決するのと、マイクロフォーサーズを試したいので、ファインダー付きのカメラを入手したい。
候補として
同じパナソニックの「ルミックスGX7MK2 」
もう一つがオリンパスの「OMD EM10MK2」
どちらも軽量かつ機能は十分。
ファインダー付きで持ち歩きやすいのは、旅に必要ですからね。
まとめ
- カバンに入れても邪魔にならずどこでも持ち歩ける
- わかりやすい操作性
- 便利な自撮り対応チルト機能
間違いなくシャッターチャンスが増えるカメラ。
- ファインダー無しは老眼にはつらい
- 本格的な撮影には向いていない
この点が問題なければ、かなり安くなってるのでお買い得ですね。