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イージュー☆camper

キャンピングカーでのお気楽アウトドアとくるま旅

熊野本宮大社へ参拝し「人と自然の向き合い方」を改めて考えさせられた

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2017/2/24~25

仕事が忙しい!

ブログの更新もままならない状態ですが、今年はまだ「初詣」をしてないことに気づきました。

 

こんな時こそ「気分転換!」と無理やり有給を取って、義ママ&嫁さんとのんびり熊野三山&伊勢神宮へ壮大な初詣に行ってきました。

 

まずは熊野本宮大社を参拝しましたが、平成23年に発生した大水害の爪痕は想像以上に大きく、過去の美しい熊野川を知る身としては、ショックを受けると同時に、人と自然の向き合い方について改めて考えさせられました。

 

目次

 

熊野本宮大社へ

木曜日の夜のんびり自宅を出発し、紀ノ川SAで前乗り泊。

翌朝、中辺路を本宮に向かって走ること2時間半、ようやく熊野本宮大社へ到着。

 

とりあえず熊野川の河原に降りたいなと思ったら、河原をブルで整地して広い駐車場にしてあるじゃないですか。

 

重いキャブコンで河原に降りれるか少し不安だったのでこれは嬉しい。

写真で見るとリーブスがミニカーみたいw

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熊野本宮大社は熊野三山の中心的存在。

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元々は熊野川の中州にあたる現在の「大斎原」に社殿が建てられていましたが、明治22年の大洪水によって甚大な被害を受け、上四社が現在の場所へ移ったんです。

 

階段を登り、本宮大社への参拝を済ませます。

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毎年のように通った熊野本宮大社。

H23年の大水害以降は足を運んでおらず、なんとなく申し訳ない気持ちになっていました。ようやく胸のつっかえが取れたような気がします。

 

聖地「大斎原」

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本宮大社も圧倒的な存在感がありますが、こちらへ来たらぜひ「大斎原」へは足を運んでください。

 

高さ日本一の大鳥居を抜けた場所に、旧社殿があった場所が聖地のようにひっそりと鎮座しています。

 

平日や早朝の大斎原は人気もなく静寂に包まれているのに、何とも言えないパワーを感じるのは私だけでしょうか。

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「蟻の熊野詣」と呼ばれるほど、たくさんの人々が艱難辛苦を乗り越えて目指した場所。その思いが「念」となってが残ってるような。

 

まるでスピリチュアル要素の無い私ですが、この場所に来るたび、そんな思いに包まれるんです。

 

八咫烏(やたがらす)

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サッカー好きの人はよくご存じだと思いますが、JFA(日本サッカー協会)のシンボルマーク「八咫烏」

日本代表のユニフォームにもこのロゴが採用されていますよね。

 

熊野本宮神社にはたくさんの「八咫烏」が。

八咫烏は神武天皇の東征の際に「大和」の地まで導いたと言われ、熊野本宮大社では「導きの神」として篤く信仰されてます。

 

Jリーグの関係者もたびたび参拝に訪れるそうですよ。

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来年はいよいよW杯。

予選通過すら危ない感じがしますけど、サッカーファンなら願掛けに参拝するのも一興ですね。

 

平成23年紀伊半島大水害の爪痕:熊野川の濁りが悲しい

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今回土手沿いを歩いてみましたが、平成23年の大水害の傷跡はあちこちに残っています。

何よりショックなのが、川が濁っていること。十津川水系のダムに大量の土砂が流入し濁りやすくなったようです。


私も水害以降、一度も鮎釣りで訪れていません。

一日も早く以前の美しい姿を取り戻してもらいたいと切に思います。

 

「道の駅 瀞峡街道熊野川」にも水害の爪痕が

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こちらも23年の水害で全ての建物が流出する大被害を受けた場所。

今はトイレは再建され簡易建築のお店が3つ並んでいます。そして水害で亡くなられた方々の慰霊碑が。

 

川をのぞき込むと、護岸は大きく削られ大きな岩が大量に積まれていました。そしてこの水位では信じられない川の色。

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「ずっと来れなくてごめん」

そんな思いから昼食は「目張り寿司」を買って車内でとることに。

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キャンカーの窓越しに、変わらない「美しい山と青空」を眺めながら美味しく頂きました。

センチメンタルな気持ちはさておき、やっぱりキャンカーは最高のレストランだと改めて感じます。

 

人と自然の向き合い方を改めて考える機会に

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母なる川「熊野川」

大きく蛇行しながら流れる熊野川流域は、過去にも大きな水害は度々ありました。代表的なものが明治22年の大水害でしょう。

 

そこから100年以上が経過し、人の手によって「ダムが造られ」伐採によって「山の保水力」が失われたことで、急速に山と川は荒れ、山は崩れやすく、少しの雨でも土砂が堆積し川を汚染しています。

 

私は川釣りが大好きですから、ダムに対しては否定的な感情を抱いています。

でもダムによって守られ、恩恵を受けていることも十分わかるし、建造物としては感嘆の思いで見上げてしまう時も。

 

この背反する思いに対する答えを出すのは難しく、軽々しく「ダムを壊せ」とは言えません。(「作るな!」とは思っています)

 

便利さに慣れ、求め続ける現代に生きる我々は、便利さと自然保護という二律背反の関係にしっかりと答えを出し、将来に対する責任を負う役割があるんじゃないでしょうか。

 

熊野の山々と熊野川に対する畏敬の念が生んだ「信仰の地」

荒れた今の姿を見て心が痛んだのはもちろん、人と自然のあり方について、改めて考えさせられました。

 

それだけでも熊野へ「訪れてよかった」と思えましたよ。