2020年4月に義務化されるオートライト。
よくよく考えると普通車で車中泊をしてる車は結構大変そうですよね。
目次
- 2020年4月 オートライトの義務化
- 手動でライトが消せない!普通車の車中泊に影響が
- ヘッドライトつけっぱなし?バッテリーは大丈夫なのか?
- 10年後の深夜~早朝の「道の駅」の状況を想像してみる
- まとめ:そもそも車中泊でアイドリングはダメ。しないですむ工夫を
2020年4月 オートライトの義務化
詳細は今から詰めるのでしょうが、こんな動きですね
- 2020年4月以降販売される新車は義務化
- 継続車両も2021年4月から義務化
- 既に購入済みの車両には装着義務はなし
- 手動での解除不可の仕組み
既に欧州では2011年から義務化されていて、一部の車は手動のON-OFFスイッチが着いていないとのこと。つまり暗くなれば勝手に点灯し明るくなれば勝手に消える、全てが車任せで人は何もできないってことですね。
安全を考えれば当然の動きだと思うし、なんで今までしてなかったんだろうと思うくらい。安全性だけでなく、利便性から考えてもオートライトはあった方がいいですしね。
手動でライトが消せない!普通車の車中泊に影響が
普通に考えれば、ON-OFFスイッチがなくなっても問題ありませんが、雨や霧の時につけられるのかな?個人的にはそこが心配。
しかし車中泊の車には大問題。
エンジンをかけなければ何の問題もありませんが、どこの道の駅やSAも、真夏や真冬はアイドリングしてる普通車がたくさん。真夏に標高の低い道の駅でエアコン無しじゃとても寝れないし、真冬はしっかりした寝袋に包まれてないと寒くて寝れたもんじゃないですからね。
つまり今のスタイルでいくなら、真夏や真冬はヘッドライトがつけっぱなしの状況に。
もっとも、既に乗ってる車に義務付けられることはないようなので、2020年以前に買った車なら問題ないですが、つけっぱなしの車がだんだんと増えてくる状況になるんでしょうね。
ヘッドライトつけっぱなし?バッテリーは大丈夫なのか?
そうなるとバッテリーは大丈夫なのか心配に…
オルタネーターが強化されていない車の場合、アイドリング状態で、エアコンとヘッドライトが点灯していたら発電量はマイナスな気がします。
ずいぶん昔ですが、私も雪道で二回バッテリー上がりをやらかしました。
二回とも渋滞にハマったのが理由。寒いから暖房はガンガンかけないとあかんし、渋滞とはいえ走ってるわけだからライトはつけないと…。気がついたらアイドリングが不安定になってエンストw
渋滞の雪道で大迷惑かけつつも、助けてくれる優しい方の車にブースターケーブルをつないで脱出したのは苦い思い出。
まあその時はバッテリーが弱ってたのが一番の理由だと思いますが、ヘッドライトとエアコンを同時に使ってると、アイドリングで充電は無理っぽいですよね。
もっともアイドリング自体がほめられる行為じゃありませんから、気を使う必要はないかも。それでもやりたければブースターケーブルを積んでおきましょう(やるなよ!と言ってる)
10年後の深夜~早朝の「道の駅」の状況を想像してみる
とはいえ環境が大幅に変化するのは間違いなさそう。10年後の真夏の道の駅を想像してみるとちょっと怖い。
駐車してる車の大半がヘッドライトが点灯してて、どんな田舎でもめっちゃ明るい道の駅に大変身。虫も車の周りをワンサカ飛びまくりますね。
普通にトイレに寄っただけの車は大迷惑でしょう。
ちょっと想像したくないなぁ。
明らかに異様な光景なので、それこそ車中泊禁止になっていくんじゃないでしょうか。
今でも長時間のアイドリングは禁止事項。それを無視してやってる人たちがたくさんなわけですから。
それとも、それもデフォルトとして受け入れられていくのかな。
車中泊ポイントの朝は、あちこちでブースターケーブルをつないでいる姿が見られるようになるかも。
でも週末のスキー場の駐車場なんて、それこそ仮眠車だらけなわけでどうするんでしょう?
まとめ:そもそも車中泊でアイドリングはダメ。しないですむ工夫を
法改正の内容は間違いなく安全性が上がるので歓迎すべきもの。
これが車中泊ってなると、ちょっと困ったちゃんな話かもしれません。
まあ、あくまでもアイドリングしてる場合に限った話ですから、車中泊が趣味なら夜中にアイドリングをしないで済む方法を考えていくべきでしょう。実際、迷惑なことは間違いないですからね。
ただ、釣り・スキー・登山など前乗りが必須の遊びは、車中泊という意識じゃありませんから困るかもしれません。
このあたりの対策がどうなっていくのか気になりますね。
道の駅で車中泊する場合のマナー