「雪が降ると、カメラマンが増殖する」
京都にたくさんある「不思議」のひとつ。
私ももちろん、その一人w
でも金閣寺やら市内のメジャーな寺社仏閣は、かなりの人出になりそう。静かで人のいない方へと「常照皇寺」「美山かやぶきの里」へ向かいました。
目次
広沢池で雪化粧した幻の川を見よう
広沢池は嵯峨地区にある静かな「池」
金閣寺・仁和寺・龍安寺がある「きぬかけの路」を嵯峨方面にまっすぐ抜けた場所にあります。
私の自宅から車で10分ほど、桜や紅葉の時期には自転車でのんびり来たり、何となく眺めるだけでほっとする場所。すごくいいところなんですが、付近に駐車場がないので、車で来るのはおススメできません。
広沢池は冬になると「水抜き・池干し」が行われ、池の水が完全に抜かれて干潟に変わります。同時に「鯉あげ」が行われ、「鯉」や「ふな」「もろこ」などが販売されるのが風物詩なんです。
池が干潟に変わると、何と普段はわからない川が出現するんですよ。
なんとも神秘的じゃないですか?
京北に向かう前に雪景色の「幻の川」を見てから行こうと少しだけ寄り道。考えることはみんな一緒でカメラを抱えた人があちこちに。
地元の方以外には、あまり馴染みがないかもしれませんが、すごく季節の移ろいを感じられる「広沢池」。嵯峨方面に来るなら、大混雑の嵐山だけでなく、「広沢池」~「大覚寺・大沢池」あたりをのんびり散策するのもすごくいいと思いますよ。
雪に閉ざされ静寂に包まれた「常照皇寺」
雪の162号線を北上して、やってきたのが京北にある常照皇寺。
かなり降ったなあ…と思いつつ参道を見上げると、参拝者のために一生懸命に雪かきしてくださる姿が。
「ご苦労さまです、参拝はできますか?」と尋ねると、横の入り口から入ってくださいとのこと、見れば正面には大量の雪で道がありませんw
こんな脇道?を雪に埋もれながら、進むことに
お庭を楽しもうと思ったら、雪が積もりすぎて入れませんw
天然記念物の枝垂桜もひたすらに雪化粧。
誰もいません。一人のんびりと畳にすわり、庭を眺める贅沢な時間。
誰もいない常照皇寺は本当に静かで厳かで。
もともと静かな寺ですが、大雪の日ならではの素晴らしい体験でした。
あと二か月もすると、常照皇寺の桜が見頃に。遅咲きの枝垂桜は京北の気候もあり、京都市内の見頃が終わってからが本番を迎えます。
今から本当に楽しみですよ。
大雪すぎるぞw「美山かやぶきの里」
雪化粧した「かやぶきの里」を見るためにやってきましたが、化粧どころか埋もれかけてるし、雪もガンガン降ってますw
にもかかわらず、駐車場は満員御礼で、集落にもたくさんの観光客が。 来てる方の半分以上が外国人じゃないでしょうか。ほんと外国の方に人気がありますね
日本の原風景とはよく言ったもので、見てるだけで懐かしく癒しを感じられるのは、我々のDNAに何かしら組み込まれてるんでしょう。
規模では白川郷と比べ物になりませんが、京都市内から1時間半程度で来れるのが高ポイント。
真冬の積雪時に来たのは久しぶりですが、やっぱり美しい場所でした。でもちょっと降り過ぎかなあw
この後は、雪道の運転で疲れたのもあって、道の駅でのんびり昼寝してから帰宅。そんな時は「キャンピングカーっていいなぁ」と改めて思うんですよね。
「雪の京都はこんなとこもいいんだぞ」という話でした
やっぱり冬の京都のイメージは「雪化粧した金閣寺」がメジャーですよね。でも雪の日の金閣寺は、普段以上に観光客が増える不思議現象が起きたりします。
人里離れた場所にも、静かで素晴らしい「冬の京都」もあるんだゾというお話。この辺は車中泊もしやすいので、キャンピングカーで回るにもいいところですよー。