「西日本に最強寒波!」
この冬、3回目の週末直撃ですよ…。
毎回出かける予定がある時にやってくるのがツラい。今週は金沢へ美味しいものを食べに行く予定でしたが、あえなく断念。
それならと、せっかく装着した「スタッドレスタイヤ」&カムロードの雪道走行性能を試そうと、雪深い京北・美山へキャンピングカーを走らせてみました。
目次
コルドリーブスの雪道対策
私のコルドリーブスは4WD。
雪道というよりも、釣りやキャンプで河原やぬかるみに入ることが多い私にとって、他のチョイスはなかったのが実情です。
4WDを選択すると
- 車重が重くなりタイヤに負荷がかかる・燃費が悪くなる
- 価格が高くなる
こんなマイナス面もあるものの、雪道での安心感は大幅アップ。
装着したスタッドレスは
「ブリヂストン ブリザック W979 215-70-15」
ライトトラックだけに選択肢も少ないし、性能的には「ブリザック」が頭一つ抜けてるのが世間一般の評価。
価格的には痛いですが、安心を買うと思えば仕方のないチョイスですね。
自宅〜京北〜美山まで走ってみた
京都市内から若狭小浜までぬける「国道162号」は、夏場の釣りでしょっちゅう利用するルート。
最近はずいぶん整備が進んで走りやすくなりましたが、途中は道幅もせまく勾配もきついカーブがいくつもある峠道です。
今回のルートは
市内〜京北〜常照皇寺〜美山〜かやぶきの里
一番きつかったのは、京北から美山へ向かう道。雪は急に深くなり、途中は完全に凍結した圧雪道路。雪が道の端からせり出して、実質的に一車線しかないような場所もありました。
走ってみてわかったこと
カムロードで初めての雪道走行。最初こそ少し緊張しましたが、すぐに慣れ違和感なく走ることができました。
往復6時間走ってみてわかったことは…
カムロード&スタッドレスで普通の雪道は問題ない
市街地を走るぶんには、まったく問題ありませんでした。それなりに気は使うものの、制動距離だけ注意すれば、いたって普通に走れます。
スタッドレスってやっぱすごいですねぇ。安いものではありませんが、行動範囲の広がりを考えたら必須だなと改めて思いましたよ。
下りのカーブは十分減速することが大事
重い車&重心が高いので、下りのカーブではやっぱり気を使います。普段以上に注意深くエンジンブレーキを多用して走りました。
雪道でカーブ中のブレーキはご法度ですから、とにかくスローインが大事。ディーゼルエンジンはエンジンブレーキも効きが悪いので、キツい下りカーブ手前ではローに入れられるスピードで走らないと。
凍結した轍が怖い
走ってみて一番怖かったのが「轍」
カムロードはワイドトレッドで「轍」の影響を受けやすい車。新雪やシャーベット状の道では問題ありませんが、凍結した圧雪道路では思い切り「轍」を拾います。
大雪(その後も)の場合、除雪された雪が道路脇に積まれてるため、道路の幅がすごく狭くなってる上に、「轍」も道路の真ん中へ近づいて行きます。
この「轍」が凍ってると、不意に道路の真ん中へ向かって走ろうとするのが怖いんです。狭くなってる場所でのすれ違いには、十分な注意が必要だと感じました。
とはいえ、意識してれば問題ありません。
でも下りのカーブ以上に注意が必要だと思いました。
チェーンはお守りで持っておくべき
普通に普通の道を走るぶんには、チェーンのお世話になることもなさそうでした。でも「チェーンがある」という安心感はかなり大きなもの。
今回も常照皇寺にいく道などはかなりの急坂。写真の奥の坂道を登った場所に駐車場はあって、細い上にかなりの急坂なんです。こんなとこで落ちてくるの嫌ですよw
でも急ピッチで除雪されていました。いやほんと「除雪車ガンバレ!」とエールを送りたい。ありがたい限りです。それでも当たり前のように凍結してます。
こんな場所に行くかはその人次第ですが、もし行きたい場所がこんな急坂で凍結がもっとひどかったら、チェーン無しでは難しそう。
「凍結の度合い+坂の斜度+道幅」組み合わせ次第では簡単にスタックしそうです。
個人的にチェーンはやっぱり持っておくべきだと思いました。
「安心料」と思えば安いもの。できれば私も使わずに済めばいいと思っています。
チェーン情報はこちらの記事で
4WDはやっぱり安心
「4WDだからなの?」と聞かれると自信はありません。
でも一度も滑ることなく雪道を完走できましたよ。ABSが何度か効いたものの、スタートでもカーブでも滑る感覚はありませんでした。
物理的に4WDの方が雪道に強いのは当然だし、やっぱり「安心感」が違うもんです。安心感という「ゲタ」は、心理的な余裕につながりますから、運転の疲れも変わってくるでしょう。
「これでスタックや滑るなら、しゃーない」と諦めがつくのが一番かもw
まとめ:きちんと対策すれば雪道でも問題無し!
冬だからこそ、冬らしい場所に行きたくなるのが「人情」「旅情」
そう思って、スタッドレスを履いたものの、図体のデカいキャンピングカーで、雪道を走るのはちょっと不安でした。
走ってみれば「意外といけるやん!」が素直な感想。
もちろん車体や車重を考えて、普通車以上に注意する必要はあります。
雪道走行の不安点などはきちんと理解するだけでなく、「ここまで準備したんやから」と、不安材料を少しでも減らすことが「心理的余裕=安全」につながる気がしましたよ。
購入したチェーンはこちら。今回は装着せずに済みましたが、積んである安心感はすっごくおおきいです。