カムロードベースのコルドリーブスが納車されて二年が経過。
前後スタビライザー・ランチョショック・タイヤサイズアップという、現在の足回りがどんな状況なのか、走行性能を中心にまとめました。
目次
- 納車時に施した足回りチューン
- キャンピングカーの大敵!横風の影響は?
- 大型車に追い抜かれた時のふらつき
- コーナーリングはどんな感じ?
- カムロードの乗り心地
- 揺れの影響
- この足回りのまま乗り続けられるか
- 足回りを見直すことにしました
- まとめ
納車時に施した足回りチューン
購入を検討してる時からカムロードの走りに関して、いい噂は全く聞きませんでした。
特にバースト予防にシビアなタイヤ管理が求められるのはかなりのプレッシャー。さらに横風・ロールという恐怖と乗り心地の悪さも悪評が轟くほど。
ビビりな私はまともに乗れる気がしなかったので、
- フロントスタビライザー
- リアスタビライザー
- ランチョショック
- タイヤサイズアップ
これらを納車時にインストールしました。
私のコルドリーブスは4WDで車重は2860kg
前後のバランスは、「前が1490㎏、後ろが1370㎏」
ディーゼル・4WDなので重いものの、キャンピングカー にありがちなリアヘビーではなく、前後バランスは悪くないと思います。
4WDによるフロント荷重の増加が一番の理由だと思いますが、リアエントランスモデルはもともとリアが軽い傾向にあるのかな?
キャンピングカーの大敵!横風の影響は?
キャンピングカー(特にキャブコン)はその形状から最も影響を受けるのが横風。
横風の影響といっても、
- 常時風が強いか突然吹くのか
- 場所(特に高所か否か)
- 自車のスピード
- 周囲を走る車の状況(周囲にトラックがたくさんなど)
- 運転者の感覚
シチュエーションが常に変わることと、2年乗った慣れの部分があるためクリアな説明にはならないかもしれません。
風速10m以上の横風は緊張を強いられる
高速道路を時速80㌔で走ってると仮定して
- 吹き流しが真横より下(風速5〜7m)=怖くない
- 吹き流しが常時真横(風速10m以上)=緊張を強いられる
吹き流しが真横の状態では横風を受けているのがハッキリわかり、こまめにハンドルを調整しつつ80㌔未満で走らないとだめ。
正直ベースで言えば風速10m以上の高速道路は走りたくないですね。
高所の橋はめちゃ怖い(個人的理由)
風速が10m未満ならそこまで怖くないのか?と言われると、海上&高所の橋の上は別の話。
私は極度の高所恐怖症なので、橋の上を普通に走るだけで怖いのに、少しの横風でも吹かれたらもう恐怖以外の何物でもありません。
最近は私の緊張が感染るらしく、 全然平気だった嫁さんまでビビりになってきました。
実はコルドリーブスに乗り換えてから、四国へ渡る時は「しまなみ海道」を渡るか「フェリー」を使ってるんです。理由は「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」 が怖いから。
おかげで高知には足が向かなくなったし、行く時は岡山からフェリーで渡ろうと考えてるくらい 。
個人的な理由ではあるものの、キャンピングカーに乗る前はそう感じていなかったわけで、走行性能に対する不安が根底にあることは間違いありません。
突然の横風は怖い
面倒なのが突然襲ってくる横風。
- トンネルを出た時(特にトンネルとトンネルの間)
- 川の上
- 防風柵や防音柵の切れ目
この手の場所は突然横風がきて「おっと!」となるパターンが多く、手前から「来るぞ!」と構えてます。基本的に「横風注意」の看板を注意深く見てますね。
こうして考えると、常に横風を意識しつつ走っていることは間違いありません。
ほんとキャンピングカーにとって横風は大敵です。
大型車に追い抜かれた時のふらつき
大型トラックに追い越された時のふらつきは、そこまで問題と感じたことはありません。
追い抜かれる際、少し外に押し出される感じを受ける時もありますが、引き込まれてふらつくのはほぼないかな。
お互いのスピードと風の状況によって変わるものの大きな問題はないかと。
ただしこれは慣れの部分が大きいかも。
右ミラーを頻繁に確認する癖がついているため、不意打ちを食らうことがほとんどないんです。そういう意味では最初から気にはなってたんでしょうね。
コーナーリングはどんな感じ?
山道の登りは全く問題なし。ディーゼルゆえパワーも充分なので、よほどの急坂でRがキツくない限りスイスイ登るし怖いと感じることもありません。
とはいえキツいカーブでは外側のタイヤに目一杯荷重がかかってるのが感じられ、安定して曲がってるとは言い難い。
問題は下りカーブ。
車重が重いためスピードが乗りやすいのに、充分に減速しないとキャビンがねじれて外に膨らむ感じ。少しでもオーバースピードだと怖いです。
足回り以前にブレーキが効かない方が問題だったので、納車してすぐにブレーキは強化しました。
おかげさまでイメージ通りに減速はできるようになりましたが、曲がりやすくなったわけではありません。
下りのシビアなカーブが続く道路や高速道路ICの降り口なんかは、運転席とキャビンがバラバラに走ってる感が強いですね。運転席のすぐ後ろにトレーラーがくっついてる感じ。
とはいえスピードをださなければ問題ありません。長い下り坂なら後列ができる前に道を譲る。これで大丈夫!
カムロードの乗り心地
乗り心地はどうにもなりませんねw
「こんなもんだ」とすっかり慣れてしまってましたが、 道の悪い北海道では大騒ぎ。さすがにあれだけ跳ねると、いくらレカロシートでも腰に来ますw
後部座席の乗り心地
私は運転手なので実は乗ったことないんですよね。
でも嫁さんや義母の話を聞く限り、まんまトラックとのこと。後部キャビンより助手席の方がはるかに乗り心地がいいそうです。
実際、モノを置いたまま走り出すとあっという間に転げ落ちますし、道が悪いと後ろから小さな叫び声が聞こえてきますw
揺れの影響
揺れに対しては、スタビライザーの効果がバッチリ効いて横揺れにはかなり強いと思います。
しかし縦揺れでフワフワするのはいかんともしがたい。先日青森までぶっ通しで走った時は、車を降りてしばらく船に乗ってたあとみたい。
北海道では段差を乗り越えるたびにビヨンビヨンと縦揺れが続くので走りづらかったなあ。
キャンピングカーは長距離を走る車なのに、長距離がしんどいというジレンマを感じました。
この足回りのまま乗り続けられるか
足回り関連は人によって感じ方が大幅に違うもの。
これはわたし個人の感じ方です。
今の足回りのまま乗り続けられるか?と言われたら
個人的には全然あり
ただし「相応の妥協が必要」です。
わたし自身ノーマルの足回りには乗っていませんが、 いまわたしが施してる足回りがキャンピングカーで長く遊ぶ上で最低限だろうと感じています。
キャンピングカーで長く遊ぶための最低限必要な足回りは「運転していて怖くないこと」
恐怖心も人それぞれなので一概には言えませんが、 少なくとも「横風」「ふらつき」に対応できないと「怖くて乗れない」 レベルじゃないかと思うんです。
納車直後に「ノーマルでも何とかなるな」と感じても、長く遊んでいれば必ず天候不順の局面に当たるでしょう。その時に「どげんかせんといかん!」となるように思います。
タイヤサイズアップ・前後スタビライザー・ランチョ(+ブレーキ強化)がインストールされていれば、本当に特殊な場合を除けばそこまで怖くはありません。
そういう意味では確実に合格点だと思います。
スピードを出さない・天候と相談すれば問題なし!
もちろん乗り心地の不満や突発的な横風などへの怖さは残りますが
- スピードを出さない
- 天候が不安な時は出かけない(限界はありますが
ことでほとんど解決できます。
加えて「慣れ」によって予測精度も高まるので、比較的安全に走ることができるはずです。
キャンピングカーは遊ぶための車。
慌てたり状況がよくない時に無理しても仕方ないですよね。
足回りを見直すことにしました
このままでも乗り続けられると言っておきながら、実は一から足回りを見直すことにしたんです。
理由は
- もっと安全性を高めたい
- 現状は快適ではない
- 発電機を積むことで車重が増えること
- サイクルキャリアを積んだので後部の車重が増える
- 長距離移動を楽にしたい
- 北海道のような悪路でも快適に走りたい
今年の北海道キャラバンと後部の車重が増えるサイクルキャリア・発電機搭載がきっかけですが、長く楽しく安全に乗るため、もう少しランクアップする必要があるなと。
先日キャン友のバズライトイヤーさんとお酒を飲みながら色々と話を伺ったんですが、費用対効果は間違いなく得られそう。翌日さっそく予約を入れておきました。
こういう時に話を聞けるキャン友がいるのは本当に助かります。
バズライトイヤー家の楽しい遊びの記録はこちら↓
まとめ
納車から2年。
現在の足回りでいろんな場所を乗りまわした実感をまとめてみました。
新たな足回りをインストールしたあと、バイアスがかからない状況で比較するための備忘録ですが、キャブコンの足回りに悩んでる方の参考になれば幸いです。