コルドリーブス納車後ファーストインプレッションとして、カムロードの走行性能を。ハイエーススーパーロングと比較してみました。
半年待ったコルドリーブス無事納車され、まずは第一に運転に慣れなくちゃ!ということと、車の使い勝手は使ってみないとわからんと、さっそく400㌔ほど走り、車内で2泊。
それにしても、慣れない車で気を使いながら運転して、車内を使えるレベルまで片付けるのは、こんなに疲労感があるものかと…月曜日からぐったりですw
わずかですが運転してみましたので、走行性能に関してのファーストインプレッションを。
目次
- 前提条件
- カムロードの動力性能
- カムロードのブレーキ性能
- 燃費は割といいかも
- 想像してたよりずっと静かなエンジン音
- まさにトラック!な乗り心地
- 視界は良好!死角をなくすためにセーフティサイドミラーがおすすめ
- 街乗りは抜群にしやすい
- 高速道路はかなり不安
- 山道はブレーキに対する不安が
前提条件
ドライビングフィールは、個人差がとても大きいものです。
そのためあくまでも私個人が感じたことであって、万人がそう感じるという話ではありません。その点をよくご理解いただいた上で、少しでも参考になる点があれば幸いです。
わが家のコルドリーブスは「3リッター:ディーゼルターボ4WD」
車両重量は2860㎏
でかけた際は、人間・荷物・水を積み込み、仮装で増加してる分もありますから、およそ350㎏増しで3200㎏前後だろうと推測します。
コルドリーブスは足回りの改善のため、これらを施しています。
- タイヤサイズアップ
- 鉄ホイール(走行性能的には改悪です)
- ショックをランチョに変更
- 前後に強化スタビライザー(青棒)
比較するバーデン(ハイエーススーパーロング)の足回りはドノーマルです。
カムロードの動力性能
必要にして十分以上だと思います。
想像以上によく走りますし扱いやすいと感じました。
やはりディーゼルの特性で低回転域のトルクがあるために、特にストップ&ゴーを繰り返す街乗りでストレスを感じずに済むのは助かります。
また、坂道でも高速域でも踏めば素直に加速しますので、重たいキャンピングカーには最適なエンジンではないでしょうか。
動力性能に関してはハイエース:スーパーロングよりも良い(扱いやすい)と感じました。
カムロードのブレーキ性能
重い分だけ止まりません。
事前の情報で止まらないと思って運転したし、荷物が吹っ飛ばないように注意して走ったのでそこまで問題とは感じませんでした。
とはいえ思った以上に制動距離が必要なので、キャンピングカーとして絶対に慎重な運転が必要。
下り坂ではブレーキが焼ける可能性もあるとのことで、特に下り坂は気を使ってエンジンブレーキを多用しました。
でもディーゼルだからか重いからか、あまりエンジンブレーキが効かないんですよね。
とはいえフットブレーキの脆弱さを考えればエンジンブレーキは必須。まるでマニュアル車みたいにこまめにシフトチェンジしましたよ。
いや本当にブレーキの効きと信頼性はハイエースの方がずっと優れていますね。
燃費は割といいかも
まだハッキリとはわかりませんが、燃費はそこまで悪くなさそうです。
ハイエーススーパーロングの街乗り5キロ程度に比べると、かなり走ると思いました。さらに軽油が安いのは素直にうれしく感じますw
ガソリンタンクも大きいので、給油回数がだいぶ少なく済むのは嬉しいポイント。長距離を走るときにハイエースは若干不便でしたから。
ただ燃料補給がしづらくしゃがまないと入れられませんw
想像してたよりずっと静かなエンジン音
これは想像してたよりもずっと静かです。
スタートや低速時には、ディーゼル特有のガラガラ音はしますが、すぐに安定して静かになります。当然、ガソリン車よりはうるさいと思いますが、そこまで気になるレベルではありません。
運転席での会話や音楽を聴くのになんの問題もありませんし、少し大きな声は出しますが、サードシートに座っている義母との会話も大丈夫でした。
もちろん、ハイエーススーパーロングの方が静かで快適ですよ。
まさにトラック!な乗り心地
まさにトラックw
今回は空気圧が5キロ以上入ってたのもありかなり固めな感じでしたので、適正値に落とせば、少しは改善できそうですね。
まあ、どこまでいってもトラックです。
スパロンの乗り心地は全く褒められるレベルじゃありませんが、それでも良いと感じるレベルですw
視界は良好!死角をなくすためにセーフティサイドミラーがおすすめ
前方に関しては抜群にいいです。
後方はモニターだのみで距離感がやや分かりづらいですが、慣れたら困らないレベルじゃないかと思います。
左後方は完全に死角になりますので、オプションの「セーフティサイドミラー」は是非とも装着した方がいいです。
これは本当に優れもの。安い投資で大きな安全を手に入れることができると思いますよ。
街乗りは抜群にしやすい
街乗りは、さすが物流を支える宅急便の車ですね。ハイエーススーパーロングと比べてずいぶん扱いやすいです。
京都の自宅周辺の細い道も問題ありませんし、スーパーの駐車場も一発で駐車できます。ハイエースでは何度も切り返すのが当たり前でしたので、小回りが利くというのは、こんなに楽なのかと実感します。
しかし上部にはめっちゃ気をつかいますよ。
バンク部分の存在を忘れがちで、商店街のひさしや山道で木の枝が垂れているケースなどは十分注意しなくては。この点は慣れが必要ですね。
高速道路はかなり不安
いい話を聞かないのでかなり臆病な運転になりましたが、たまたま運転した三日間は風もほとんどなく全く問題ありませんでした。
これは気象条件によってだいぶ変わるのかな?と今からちょっとビビってます。
ハンドルの遊びが大きく、こまかな軌道修正が必要に感じるので、最初は片手運転が怖い感じです。しかし300㌔も運転したら慣れてきました。
これは高速だけではありませんが、車体の揺れなどのリアクションが発生すると、スッとは戻らず少し時間を要します。これがハイエースとの大きな違いで、慣れるまではけっこう怖いものがあります。
私はもともと90㌔程度までしか出しません。
この程度だとスーパーロングとそこまで変わりませんが、速度が上がれば上がるほどハイエースの方が安定すると思います。いずれにせよ100㌔以上で走る車ではありません。80㌔巡航がちょうどいい感じですね。
2年乗ったのでまとめましたよ。
山道はブレーキに対する不安が
あの形状と重さですから限界はかなり低いはず。でも足回り強化の影響か意外と普通に走れてしまいます。
しかし限界を試す車じゃありませんから安全運転することが第一だと思います。
特にブレーキに対する不安は大きく、急な下り坂での急カーブは本当にゆっくり走りましたし、これからもそうするつもりです。
登りはカムロードの方がパワフルですが、下りはハイエーススーパーロングの方がずっと楽でしょう。
長くなりましたので、続きます。