キャンピングカー選びはたくさんの要素があって迷ってしまいますよね。
でもキャンカー選びで絶対に間違ってはいけないのが「サイズ」だと思うんですよ。
目次
- 同僚クンがキャンピングカーを買った
- 同僚クンはもともとキャブコン狙い
- スーパーロングかミドルワイドか
- サイズを最優先してミドルワイドを選んだ
- 大きすぎず、小さすぎず。自分にあったサイズを選ぶ
- 外車をチョイスしない理由もサイズ
- 私の限界点は530×200×300㎝
- まとめ
同僚クンがキャンピングカーを買った
先日、会社の同僚がこっそりキャンピングカーを契約してたという話をブログで上げました。
おかげで内緒にしてたブログは身バレするし、事前に相談はないしで「おいおい」と思わない訳じゃありませんが、長い付き合いの同僚クンがキャンカー仲間になるのは素直に嬉しいものです。
彼が選んだキャンピングカーは、
リンエイのバンコン「ワイドバカンチェスMOMO」
嬉しいことに、私の記事も参考にしてくれたようです。
私は彼のチョイスに大賛成。
リンエイのバンコンって派手さはありませんが、よく考えられた使い勝手と良心的な価格設定が魅力。何よりこの車をチョイスした経緯が、彼らしくロジカルかつ後悔しづらいものでした。
そんな同僚クンの話を聞いて、キャンカー選びで大事なことを改めて記事にしようと思ったんです。
同僚クンはもともとキャブコン狙い
同僚クンにとってキャンピングカーの原体験は私のコルドリーブス。
もともとスキーが趣味の同僚クンは、スキー場で見かけるキャンピングカーが多少気になっていたようです。そんな彼ですから、コルドリーブスの車内で過ごした経験はすごく斬新で、キャンカーが自分の生活にフィットすると確信。
すぐに彼はキャブコンからリサーチを始め、購入対象も絞り込んだところで、なんと駐車場の問題に直面。
彼の住むマンションは平面駐車場なので、高さを意識せずにキャンカー探しを始めたそうですが、マンションの場内は一方通行。出庫の際はエントランスを通らねばならないことに気づいて、慌てて高さを測って見たら、なんと高さは250㎝程度。
逆走すれば問題ないものの、ルール違反は良くないと、マンション外に駐車場を借りるか、バンコンをチョイスする選択肢しかなかったとのこと。
スーパーロングかミドルワイドか
さすがに初めてのキャンピングカーで外部駐車場を借りるのは厳しいため、キャブコンはすっぱりと諦めてバンコンに方針転換。
結果、彼はミドルワイドの「ワイドバカンチェスMOMO」を契約しました。
しかし、もともとキャブコン狙いなのに、なんでスーパーロングではなく、ミドルワイドを選択したんだろう?と疑問が生じたんです。スパロンならキャンカーの選択肢も大幅に増えますからね。
実際、3ナンバーバンコンが販売できなくなった今、家族で使えるミドルワイドのモデルはかなり限定されます。
サイズを最優先してミドルワイドを選んだ
「なんでスパロンじゃなくてミドルワイドにしたん?」という私の質問に対して、彼の答えは
スーパーロングを選ぶと
- 駐車場からはみ出す
- 取り回しがしんどそう
- スパロンにするならトイレルームが欲しいが、近場で買えるモデルがない
- キャブコン狙いからスパロンを選ぶと中途半端に感じそう
対してミドルワイドは
- キャブコンと比較して「普段使い可能なサイズ」という優位性がある
- この一点だけで後悔しないだろうと思った
「なるほど」と感心。すごく分かりました。
スパロンのバンコンを選択する場合
- ハイエースが好きでキャブコンはイヤ(見た目・走りの不安感)
- 諸事情からチョイス可能な最大サイズが欲しい
- スパロンに気に入ったモデルがある
こんな人なら全く問題ありませんが、
- キャブコン狙いからダウンサイジングする
- ミドルワイドやナローからサイズアップする
こういうパターンはサイズ面でどこか不満を感じる場面が出てくると思うんですよね。実際、私は後者の不満を持ってしまいました。
「普段使いが可能なサイズ」という強みが、「広さ」や「快適性」に対する不満を吸収できるとスパッと判断して、次の選択に進んだことは素直にすごいなぁと思ったんです。
大きすぎず、小さすぎず。自分にあったサイズを選ぶ
キャンピングカーの使い方や必要な条件はそれぞれ千差万別ですが、一番重要な条件ってサイズだと思うんですよ。
住んでいる場所次第ですが、駐車場に入らなければかなりのコストがかかりますし、必要以上に大きすぎて、駐車場や取り回しで苦労したり、好きな場所に行けなくなったり。
逆に小さすぎて単なる動くテント状態になると、キャピングンカー本来の楽しみ方からかけ離れてしまいます。
- 使用人数と使い方
- 自宅の駐車場と周辺の道路事情
- よく行く出かけ先
- キャンピングカーとしての快適度
これらの条件にぴったり合うサイズをしっかり考えることが本当に大事。
外車をチョイスしない理由もサイズ
私は今乗ってる「コルドリーブス」に本当に満足してます。
とはいえ、ハイマーなどの高級な欧州車に興味が無いわけじゃないんですよ。価格は可愛くありませんが、カッコいいし快適性は抜群。やっぱりキャンカー乗りですから本場のキャンピングカーには憧れます。
でも「いつかはハイマー」と思わない理由は、たった一つ「サイズ」の問題。
そんなお金ないやろ!と言われたら何も言い返せませんが、仮にお金があったとしても、あのサイズはさすがに購入する気になれません。
最近話題になった「ビーカム2t」をベースにしたキャンピングカーも、そもそもサイズが理由で完全に対象外。(まあ2tトラックを買うなら、バスコンや欧州車を選ぶと思います)
めっちゃかっこいいハイエースベースの「アネックスリバティ」や「トムタンデム」なんかも同じ理由なんですよね。
私の限界点は530×200×300㎝
私の場合、自宅の駐車場や周辺の道路事情、さらに出かけ先で駐車場からはみ出すのが苦手な性格のため、ギリギリ許せる限界点は530㎝まで。
本音を言えば、538㎝のスパロンは限界点を超えてたんですよね。
また今までの経験から、車長が550㎝を超えると出先での制約が急に増えると感じています。そうなると今と同じ楽しみ方はできません。
もちろん大きなキャンカーの方が性に合ってる可能性もありますが、今の楽しみ方を続けられないのは嫌だなぁと思っちゃうんですよね。
そう考えると、私にとって「5M×2M」のサイズは本当に絶妙。快適性と使い勝手のバランスがベストなんですよ。
キャンカーのベストなサイズは、住環境や使い方、さらには性格によって全く変わりますね。
まとめ
同僚クンのキャンカー選びの話を聞いて、改めてキャンカーって自分に合った「サイズ」を選ぶことが一番大事だなと思い出しました。
自宅の駐車場・道路事情・よく行く出かけ先・使い方・快適性、さらには自分の性格まで考えて、ベストなバランス取ることが本当に重要。
ここをミスれば「ちゃぶ台返し」状態の大きな不満になっちゃいますからね。
大きさと快適性という極めて難しいトレードオフの関係を、背伸びしすぎず見極めた同僚クンの選択に、改めて拍手を送りたいです。
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