アウトドアで簡単・美味しく食事をするには、手早くお湯を沸かせるのが一番。
カップラーメンや、アウトドア系のインスタント食品は当然のこと、寒い時期に飲む暖かいコーヒーは、本当に心も体も暖めてくれます。
そんな大切で頻度の高い湯沸かしで、最速・最強のアイテム「JETBOIL(ジェットボイル)」をご紹介。
目次
- ジェットボイル 3つのメリット
- ジェットボイルの展開
- ジェットボイルの最適な使用方法
- ジェットボイルは釣りと相性抜群!
- 車中泊でお湯を沸かそう!安全で素早く沸かせる車中泊グッズ
- ふるさと納税でジェットボイルをゲットしよう
- まとめ :ジェットボイル最強の湯沸かしアイテム
ジェットボイル 3つのメリット
ジェットボイルは、すごく尖ったアイテム。
他のコンパクトバーナーに比べると、総合力や汎用性は明らかに劣ります。
しかしその尖ったメリットは、他の追随を許さないほど優れているし、実際にアウトドアで使用する上で、その実用性は圧倒的です。
ジェットボイルのメリットは
- お湯を沸かすのがとにかく早い
- 低燃費
- コンパクトな収納
ジェットボイル公式サイトに記載されている紹介では
独創的なデザインにより、わずかな燃料で素早く湯沸かしや調理のできるアウトドアクッカーを考案したパイオニア・ブランド。クッカーとバーナーを一体収納型にし、大幅なコンパクト性も実現。発売以来、アウトドアでの調理スタイルを一変させ、今なお斬新で機能的なイノベーションを発信し続けています。
使い込んでみて、まさにこの通りのメリットがあると感じています。
最速でお湯を沸かせる
ジェットボイルが、ジェットボイルたる所以は「最速でお湯を沸かせる」これに尽きます。
調理が前提のキャンプはともかく、釣りやカヌー、トレッキングといったアウトドア遊びの場合、大げさな調理はしないもの。基本的にはカップラーメンを食べたり、寒い時期に温かい飲み物を作るのがメインでしょう。
私がジェットボイルを購入した経緯も「素早くお湯を沸かしたい」という思いから。
釣りが大好きな私、特に寒い季節の湯沸かしに時間がかかることが悩みでした。特に冬場の風が強い日は、温かい食べ物で早く暖まりたいのに、なかなか沸かないお湯にイライラすることが多かったんですよね。
もちろんジェットボイルの存在は知ってましたが、
- バーナーは何個も持ってる
- 価格が高い(お湯を沸かすだけなのに1万円以上)
なかなかふんぎりがつかずに、購入するまで5年くらい悩みましたw
思い切って購入し、お湯を沸かしてみると…
悩んでたのが馬鹿らしくなるほど早い
体感的には、ジェットボイルを点火して、カップ麺の準備をしてたら沸いてる感じ。本当にストレスを感じません。
低燃費
ジェットボイルってかなりの低燃費。
これはバーナーの火力よりクッカー側の熱効率を高めるという発想によるもので、クッカーの下部が蛇腹のリングになっていて、熱を逃がさない仕組みになっています。
実はジェットボイルの火力ってわずか1134kcal/hなんですよね。これはコンパクトシングルバーナーの代表格「プリムスP~153」の3600kcal/hと比べても、1/3程度の熱量しかありません。
公式サイトによると
「110缶でおよそ10ℓのお湯を沸かす事が可能」
コーヒー(1人分200cc)なら、50回くらい沸かせる計算ですね。
冬山など過酷な場所でなければ、燃費はすごく良いと思いますよ。
オールインワンでコンパクトに収納可能
110缶も含めてクッカー内にスタッキングが可能。
もともと山登りやツーリング向けに開発された商品なのでしょう。非常にコンパクトになるので、外で使うにも車内に収納するにもすごく助かります。
ただし縦走など数日掛りで使う場合は、予備のガス缶を持っていくか、110ではなく250缶を使う必要があるので、プリムスP−153とクッカーのセットに比べて、かさばる可能性があります。
本格的な登山や調理もするなら、やっぱりプリムスP~153は鉄板アイテムですね
ジェットボイルの展開
収納時はコンパクト。
クッカーにシングルバーナーと燃料を入れた場合と、大差ありません。
中に入ってるものは
- OD缶(110)
- バーナー
- スタビライザー
- ゴトク
個人的には調理に向いてないと思うので、ゴトクは不要かも。
まず、スタビライザーにガス缶をセット
バーナーをガス缶にセット
水入れたクッカーをセット
フタを閉じてイグナイターで点火!火力調整のツマミもついてます。
沸騰してくると窓が変色してお知らせ
全て変色したら出来上がり。
右側の黒い部分が持ち手で、左上部の出っ張りが注ぎ口。クッカーにはネオプレーンカバーが巻かれているため、そのまま持っても熱くありません。
セットもお湯が沸くのもあっという間ですよ。
ジェットボイルの最適な使用方法
ジェットボイルは、かなーり「尖ったアイテム」たくさんのことを求めちゃいけません。
あくまでも早くお湯を沸かすことに特化したアイテムです。
確かにバーナーとしても使えますが
- とろ火が苦手(PCS FLASHの場合)
- クッカーを別に用意する必要がある
バーナーとしては間違いなく三流ですw
あくまでも湯沸かしギアとして超一流ということ。でもそれが一番出番が多いんですよね。
ジェットボイルは釣りと相性抜群!
釣りって本当に楽しい。
でも朝は早い・気候に左右されるなど、体力的にシビアな遊びですから、しっかり食べたいし、特に冬場の温かい飲み物や食べ物は本当に生き返った気分になりますよね。
だからこそ「手早くお湯が沸く」ジェットボイルは本当に助かるアイテム。
- 目覚めのコーヒーやスープ
- 昼食時のご馳走!カップラーメン
- 体が冷え切った時の温かい飲み物
- 帰り道の眠気対策に「濃くて熱いコーヒー」
釣り人なら、こんなシチュエーションに何度も遭遇してるはず。わずか数分の差がとてつもなく大きく感じられるんです。
車中泊でお湯を沸かそう!安全で素早く沸かせる車中泊グッズ
釣りやトレッキングなど、アウトドアで遊ぶ場合、前日移動の車中泊は当たり前。
本格的なキャンピングカーでもない限り、車内では調理なんてできませんが、お湯が必要な場面はかなりありますよね。
私自身、ハイエースのバンコンに乗っていますが、コーヒーを飲んだり、カップラーメンを食べたり、ジェットボイルでお湯を頻繁に沸かします。
車中泊が趣味の人ならほとんどこんな感じじゃないでしょうか。
ジェットボイルは
- コンパクトで収納スペースを取らない
- 素早くお湯が沸くので車内が暑くならない
- 火の心配が殆どない
収納スペースを取らず、安全に素早くお湯が沸かせるジェットボイルは最適な車中泊グッズだと思います。
参考:車中泊時の湯沸かしアイテムと比較すると
アルポット
アルコールバーナーとして一部で根強い人気があるアルポット。一番の強みは風に強いことで、今でも一部の釣り人から支持されています。もちろん私も過去に使ったことがありますが、基本的に車中泊には全く向いていません。
理由は
「お湯が沸くのに時間がかかる」
「車内なので風は関係ない」
強みが全く生きずに、ただ時間がかかるアイテムですね。
よほどアルコール燃料にこだわりがあれば別ですが、湯沸かしに特化するなら「早く湧く」以上のメリットはないと断言できます。
一番使い勝手がいいのは、冬場強風時の磯などで確実にお湯が沸かせることでしょう。
車内の12V電源で沸かすアイテム
これはまあないですよw
普通車の場合、エンジンかけなければ使えないアイテムって、使い物にならないものが大半です。キャンピングカーの場合、サブバッテリーがあるので使えないことはありませんが、沸かすのに時間はかかるし、それならティファールでも積んでおく方がよっぽどマシです。
基本的に無駄金になると思います。
ふるさと納税でジェットボイルをゲットしよう
ジェットボイルはモンベルが代理店として取り扱っています。
そのため「ふるさと納税」で「モンベルポイントバウチャー」をゲットすれば、実質負担2000円未満でゲットすることも可能なんですよ。
まとめ :ジェットボイル最強の湯沸かしアイテム
ジェットボイルはちょっと尖ったアイテムで、値段も安くはありません。
でも他のバーナーにはないこんな強みが
- 低燃費で素早くお湯を沸かせる
- オールインワンでコンパクトに収納ができる
この強みは、湯沸かしがメインのアウトドアや車中泊では、他のバーナーでは得られないメリットを享受できます。
「1万円以上の投資をして、素早くお湯を沸かす」
何とも贅沢に感じますが、実は一番必要な能力じゃないでしょうか。
「早くお湯を沸かす」ことに特化したジェットボイルは抜群の使い勝手。
まさに「最強の車中泊グッズ」「アウトドアのティファール」です。
私が使っているモデル。タバコを吸わない人ならイグナイターが付きがやっぱり便利です。
とろ火機能つきのミニモ。調理もするならこちらのモデルがオススメです。ただしクッカーでラーメンを作ると、その後に匂いが気になるかも…
マーベラスとジェットボイルで湯沸かし対決してみました