すっかり涼しくなってきてキャンプもベストシーズンに突入ですね。
同時に、冬シーズンの準備もスタートしてるようで、私のブログでも武井バーナーの記事検索が増えてきました。
けっこう前の話になっちゃいましたが、可愛い武井君が二度目のトラブルに見舞われてた話です。
目次
- めっちゃ頼もしい冬の相棒「武井バーナー」
- 武井バーナーの困った点「炎上」
- 炎上がおさまらない
- 炎上させると溶接部分が傷みやすい?
- アルコール+余熱バーナーでプレヒートしてみよう
- 武井バーナー製造のアフターサービスは抜群
- まとめ
めっちゃ頼もしい冬の相棒「武井バーナー」
わが家の暖房器具は「武井バーナー301」
寒い時期のキャンプになくてはならない相棒です。
家庭用の石油ストーブとは違い、プレヒートやポンピングが必要で手間はかかるし、間違っても自宅じゃ使えないしと、いいとこなさそう…ですが!
- 暖房能力が高い
- コンパクト
- 外でも使える
- かっこいい(完全なる主観
ランタンケースに余裕で収まるほどコンパクトなのに、火力(暖房能力)がめっちゃ強く、見た目は他の追随を許さないほどかっちょいい(超主観)。
少々の手間なんぞ吹っ飛ばしてしまうほどの魅力があるんですよね。
武井バーナーの困った点「炎上」
そんな可愛い「武井くん」にも、困ったちゃんな部分がひとつだけあります。オーナーなら必ず一度は通る道「武井くん炎上」です。
しかもその確率は初めて使うときほど高く、オーナーになるための通過儀式じゃないかと思うほど。もちろん私も食らったわけで、最初はひたすらオロオロしたもんです。
しかし、慣れって怖いですよね。
最近では、武井バーナーが少々炎上しても、特に動揺することもなく「あれ?プレヒート足りなかったかな?」って調子で、すっかり落ち着いて処理できるようになっていました。
そんな余裕から「炎上も様式美」なんて記事をアップしちゃったり。
炎上がおさまらない
記事をあげたあと、キャンプへ出かけた際、またもや武井くんが炎上。
「調子に乗っちゃった罰かな?」なんてバルブを閉めても、なかなか炎上がおさまりません。しかも、なんだか下の方まで燃えてるじゃないですか。
まさか?と思い、鎮火した武井くんを調べてみると、給油口を溶接した部分が剥がれて、そこから灯油が滲んでいます。ためしにポンピングすると勢いよく灯油が漏れる状態。なるほど、よく燃えるわけだ…。
実は以前もまったく同じ症状になり、修理してもらったんですよね。
もちろんその日、武井くんは使用不能。
リビングシェルの中で、嫁さんの足元にイワタニのアウトドアヒーターを置いて、服を着込んで晩ご飯を食べたら、キャンカーの中に逃げ込みました。
幕内を暖めるほどの暖房能力はありませんが、足元を暖めるくらいなら十分使えます。コンパクトで荷物にならないし一つあると便利ですよ。
炎上させると溶接部分が傷みやすい?
またもや武井バーナーさんに修理でお世話になりましたが、前回と同じ場所に問題が出たので、理由を聞いてみました。
答えは
「給油口の付近を激しく炎上させると、溶接部分が痛んで穴があくケースがある」とのこと。
つまり、炎上させると炎上しやすくなるという悪循環なわけですね。
ほ、ほんまかいな?
たくさん燃やした自信はあるけど、そんなことで溶接部分が痛むの?ちょっと納得いきませんが、他に思い当たる理由もないため、信じるしかありません。
これは炎上対策を真剣に考えなくちゃ。
アルコール+余熱バーナーでプレヒートしてみよう
武井バーナーの炎上は、プレヒート不足によって灯油が気化しきっていないために起こるもの。
プレヒートに必要な時間は、真冬以外は2〜3分、真冬は5分程度と言われていますが、あくまでも「およその目安」でしかありません。実際、自分の感覚ではもう充分だろうと思っても炎上してるわけです。
- 思った以上に気温が低い=余熱時間不足
- 思った以上に風が強い=余熱バーナーの炎が不安定
こんな場合に炎上を引き起こしているように思われます。つまり今より満遍なく長時間プレヒートする必要があるんでしょうね。
となれば少し手間はかかりますが、他社のケロシンランタンのようにアルコールでプレヒートすることも検討の余地がありそう。
とりあえず、次回使用する際は「アルコールで5分→余熱バーナーで1分」のプレヒートを試してみようと思います。
これで何とかなってくれたらいいんですけどね。
武井バーナー製造のアフターサービスは抜群
ちなみに今回の修理費用は2538円でした。
修理の依頼は電話でお願いしたんですが、故障の理由、郵送する際の注意点もしっかり説明してくれますし、修理にかかった期間も二週間程度と迅速。
もちろんしっかりと修理されて戻ってきました。
何よりも購入して10年ほど経ってるのに、問答無用で修理を引き受けてくれるのが本当にありがたい。
そもそも武井くん自体、まったく変わってないのがすごいこと。それだけ完成度が高いいうことでしょう(使い方はちょっと難しいけど)
まさに「一生モノ」ですね。
まとめ
武井バーナーのお約束「炎上」もやりすぎると故障の原因になるようです。真冬のキャンプ場で凍えないためにも、しっかりとプレヒートを行うことが大切ですね。
ちょっと手間のかかる気難しい武井くんですが、使い込むほど愛着がわくし、万全なアフターサービスも考えると、やっぱり一生モノの逸品だと思いますよ。
武井バーナーは冬キャンプのシーズンになると品切れが長く続きます。必要な場合は寒くなりかけてすぐか、シーズンオフに入手しておきましょう。
サイズは大きくなりますが、給油の手間が省けるのは嬉しいポイント。
武井バーナーの使い方はこちらの記事に
冬キャンの寒さ対策は「足元から」ですよ