京都・大阪・奈良からすぐ近く。コスパ抜群「笠置キャンプ場」の良いところ・イマイチな点をご紹介。
2016/9/17
キャンピングカーフェアの後、南港から笠置キャンプ場へ直行。
夏場の週末はうるさいし暑いしで、行く気がしませんでしたが、涼しくなってきたのでのんびり笠置で過ごそうかと。当日はまだまだ暑くて、ちょっと過ごしづらかったですが、夜が更けるにつれ涼しくなってきました。
やっぱり笠置キャンプ場は、寒くなってからがベストシーズンですね。
目次
笠置キャンプ場の概要と特徴
アクセス:京都・大阪・奈良から行きやすい
笠置キャンプ場は、京都・奈良・三重との境。京都市内からも大阪・奈良からもアクセスしやすく、デイキャンプの利用も多いキャンプ場です。
笠置キャンプ場のサイト
全てフリーサイトで早い者勝ち。
当日は、奥へ行かずに入り口から遠くない山側に陣取りました。
道を挟んで川側の方が直火OKですが、地面がボコボコしてますし、日帰りバーベキューの人がたくさん。宿泊の場合は落ち着かないのでおすすめしません。
こちらが宿泊者が多い一番奥まった場所。夜の設営も少なく一番落ち着きがありますよ。
一通り揃った施設。ちょっと困るのがトイレ
笠置キャンプ場は、トイレ・洗い場・ゴミ収集と必要なものはそろっています。 ただトイレは簡易水洗でペーパーなしです。
天然わかさぎ温泉「笠置いこいの館」まで徒歩5分
すぐ近く(徒歩5分くらい)に天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館。
大人800円ですが割引券がもらえますので700円で入浴可能。少し古いですがいい湯です。
温泉内には食事処あって意外とリーズナブル。泊まった翌朝、温泉に入ってから昼ごはん食べて帰りましたが、近所のおばちゃんが作ってるのでなかなか美味かった。
笠置キャンプ場のいいところ(メリット)
なんだかんだで、関西屈指の人気キャンプ場。
やっぱり安くて自由で温泉が徒歩圏というのはかなりの魅力です。
- 大阪・京都・奈良からのアクセスが抜群
- 料金が格安
- 予約不要のフリーサイト
- チェックインアウト時間がない
- 温泉が徒歩圏内でワンセット
超がつくほど料金が格安
日帰りは、大人が一日300円で利用できる格安キャンプ場。そのため日帰りバーベキューの利用客がすごく多いのが特徴。
キャンプの場合は一泊になるため二日分の料金が必要になりますが、関西圏では超格安の、一泊大人600円 子供400円
残念ながら2018年4月から値上げされました。
大人(中学生以上)1日500円 /一泊1000円
小学生 1日300円 /一泊600円
施設面やホスピタリティーは、高規格キャンプ場とは比較になりませんが、トイレが水洗じゃないことを除けば、洗い場は綺麗ですしコスパは抜群だと思います。
予約不要で自由すぎるフリーサイト
予約不要で手間がかからず、よほどの混雑時でなければ、入れないという事もありません。わが家の場合、午後から「ヒマやな笠置でもいこかー」とのんびり行く感じ。
またフリーサイトなので、せせこましさがないのがいい所。
チェックイン・アウトの時間が自由
ここは良しあしですが、いつ行ってもOKなので、どこか遊びに行った後に遅めのインも可能ですし、朝からのんびりしたければいくら早く行ってもOK。
ただし、そういう人が多いので、特に夏場はけっこう夜遅くから設営を始めて、そこから宴会とか始めたりします。まあ自由度の高さは共通なので、お互い様の精神が必要なキャンプ場ですね。
温泉が徒歩圏内。ワンセットで楽しめる
フリーサイトって、車を置いてしまうと動かしづらいですよね。特にキャンピングカーなんて、それそのものがテントですからねw
しかし笠置キャンプ場のそばには、徒歩で行ける「天然わかさぎ温泉 笠置いこいの館」があります。
夏場は歩いて往復すると、何のために風呂入ったんだ?みたいになりますが、秋から春は心地よい程度の距離。
ゆっくりサイトで過ごして、のんびり温泉に入れるのは笠置キャンプ場の良さです。
笠置キャンプ場のイマイチなところ(デメリット)
「安くて自由」すごく響きがいい言葉ですが、当然裏表のある話。
普通のキャンプ場とは、一味違った笠置キャンプ場独特のデメリットがありますよ。
- 夏場はうるさく暑い
- トイレがワイルドで紙がない!
- 道路・電車で少しうるさい
- 地面がイマイチ
- 川が汚い
夏場は若者がお祭り騒ぎ
とにかく自由度が高く、料金が安い。
この言葉にビビッと反応するのが「若い子」たちでしょう。
特に夏場は若者の大騒ぎが日常茶飯事。
日帰りバーベキューがメインなので、日中から大騒ぎしてるグループかあっちにもこっちにも。一人300円で朝から晩まで遊べて、ゴミも捨てて帰れるなんて最高ですからね。
他のキャンプ場と違い「夜は静かに」的なキャンパーの理論が通じる場所ではありません。「俺らもこんな時期あったよなぁ」と、生暖かい目で見守りましょう。
夏場の暑さは尋常じゃない
笠置キャンプ場の標高は50M程度。
完全に平地ですから、夏場は洒落にならないくらい暑いです。
AC電源なんてありませんから、真夏の夜はかなり寝苦しい。
正直言えば、真夏の笠置は全くおすすめできません。
トイレがワイルド&紙がない
いわゆる簡易水洗で、お世辞にもキレイとは言えません。
しかもトイレットペーパーが設置されていないため、忘れるとえらい目にあいます。「食材忘れてもペーパーは忘れるな!」の精神で行きましょう。
清掃はきちんとされてますので、人によっては全然大丈夫だと思いますが、奥さんが苦手なら素直にやめておきましょう。
また数も足りないので、オンシーズンは渋滞必至。
わが家は100%キャンピングカーのトイレを使用してますw
幹線道路&電車が近いのでちょっとうるさい
川の向こうはトラックもバンバン通る幹線道路。さらにキャンプ場の裏手を電車が通ります。静かとは言えないキャンプ場ですね。
雨の日は地面がぬかるみやすい
河原ですが泥地なので、雨が降るとぬかるむんですよね。
木津川自体がそういう川なので、あきらめるしかありません。天気が不安な時は二軍の幕で行きましょう。
木津川が汚い
木津川は綺麗な川じゃありませんので、川遊びはオススメしません。
似たような環境で川遊びをしたいなら朽木や天川村まで行った方がいいでしょうし、渇水の時は結構匂ったりします。
川遊びなら朽木や少し遠いけど美山もおすすめ。
キャンプ当日(2016/9/17)
この日の到着は夕方だったので、食材もテキトーな手抜き料理。コールマンのファイアーディスクを試したりしつつ、夕飯後には車内で二次会。
そうそう、ファイアーディスクの火入れをしてみましたがおすすめでしたよ。
自由なキャンプ場ゆえ、私の車の左右はそれぞれ20時・22時くらいから車のヘッドライトで設営スタート。こんな光景が日常なのが笠置キャンプ場。ある意味ワイルドで面白いですよ。
因みにキャンピングカーの場合、テレビも映るしWi-Fiも届きます。自宅と変わらない過ごし方ができるのは意外に高ポイント。
まとめ:安くて自由で気軽に行けるキャンプ場
関西圏とは思えないリーズナブルさと、自由度の高さ。
加えて温泉まで徒歩圏内とくれば、ホームグラウンドにしてる人が多いのもうなずける笠置キャンプ場。
実際、面倒な手間がなくて気軽にいけるキャンプ場って最高じゃないですか。
ただし、自由度の高さとモラルの低さはトレードオフ。特に夏場は「普通のキャンプ場なら怒られる」利用客もたくさんいます。
静かにキャンプを楽しみたいなら、夏場の利用は避けた方が無難。
冬場がベストシーズンのキャンプ場ですね。
2018年の秋は大混雑で遅く行ったら入場できませんでした(涙)
笠置キャンプ場で活躍したキャンプ道具
トイレットペーパーをそのまま持ってくのは少しかっこ悪いですからね。こういうキャンプ場って意外と多いので、あると便利ですよ。
夏場に行くなら「森林香」は必ず持っていきましょう。
ソロキャンしやすいのが笠置キャンプ場のいいところ。遊び心のある「カマドスマートグリル」はソロキャンにかなりオススメですよ。
キャンパーのマナーは大切