トイファクトリーを代表するバンコン「バーデン」に乗って一年。
評判のいいトイファクトリーのバンコンですが、今後購入を検討されるかた向けに、オーナーとして実際に使って感じた使い勝手や問題点などをまとめていこうと思います。
今回はキャンピングカーの最重要ポイントとも言えるダイネットとベッドについて。
目次
バーデンのダイネットについて
私は事情があってダイネットをお座敷仕様にしています。
バーデンのダイネットは、夫婦二人にはジャストサイズ。
車中泊地ではマルチシェードを貼りカーテンを閉めれば、さっとプライベートな空間が誕生。寒い時期はFFヒーターですぐに暖まるし、真夏を除けばシェードを開けルーフベントを回すと風も通って快適に過ごせますよ。
バンコンは少し手を伸ばせば、必要なものに手が届くのがすごく便利。
特にバーデンの冷蔵庫はダイネットにあるため、飲み物や食べ物もさっと取り出せますよ。
バーデンのベッドの評価
正直ベースで言えば、バーデンのベッドはクッション性に乏しく、マットなどを敷かずに寝ると間違いなく身体が痛くなって、安眠できるレベルではありません。
納車されてしばらくの間は、「まだ痛いなー」と旅の都度ニトリに寄ることに。
今は「厚手のマット+シート」さらに「PVC製のキャンプ用マット」を敷いて、ようやく寝心地に不満がなくなりました。
今から納車される方は、最初から厚手のマットを購入された方が良いと思います。間違ってもそのまま寝れるなんて思わない方がいいでしょう。
キャンカーで大事なことはしっかりと寝れること。シュラフとマットは収納面も考慮しつつ、できるだけいいものを選んだ方が後悔しないと思います。
実際に使ってるシュラフとマット
ちなみにバーデンで使っているシュラフはこちら。二枚重ねて使えるため、春から秋までしっかり使える上、価格も安くコスパに優れたモデル。
ただし真冬にFFヒーターなしで寝ると寒いと思います。
オススメはやっぱりダウンシュラフ。特に封筒型の「モンベルダウンファミリーバッグ」は暖かくコンパクトで、すっごく使いやすい。今のキャンカーではこちらを使っていますが、大満足のシュラフです。
女性ならもうワンランク上の#1がいいと思います。
バーデンの場合、収納を考えるとマットは丸めるものより、折りたたみの方がいいかもしれません。
丸めても大きめのサイズですが、寝心地はかなりいいですよ。今のキャンピングカーではこれを使っています。
また標準でベッド左右に収納がありますが、頭の方はかなりの圧迫感。
価格は安くなりませんが、レスオプションが可能なので、取ってしまった方が安眠できると思います。
クールコンプシステムは、その場所にエアコンをつけるので、かなり厳しいんじゃないでしょうか。個人的には寝れそうにないなぁと感じるんですけどね。
快適な睡眠という点は「キャンパー鹿児島」さんがこだわってる感じがしますね。いかにも寝心地が良さそうです。
バンコンのベッドの現実
個人的にはバンコンのベッドに、そこまで寝心地を求めるもんじゃないと思ってます。快適と感じるかどうかは、個人差が大きいですし後から対処できますしね。
快適化もキャンピングカーの大きな楽しみ方ですから。
ただね、その点をオブラートに包みすぎなんですよね。
ホームページやパンフレッドには「大人四人がゆっくり寝れます!」みたいに書いてありますが、そりゃ無理ってもんでしょう。
「寝る場所がある」と「快適にきちんと眠れる」は全く違います。
少なくとも、バーデンの実情は
「寝る場所はある。快適に寝るには工夫がいる」
「4人は寝れる。ただし大人2人子供2人」
こんなもんですよ。
これは別に悪い意味ではなく、普通に考えればそんなもんです。
もっと本質的な問題もありますしね。
新しく発表された、トイファクトリー・アルコーバ。
バンコンでは珍しく、カセットトイレもついた意欲的な車で、二人旅にはなかなかいい感じですよね。横向きベッドに比べてベッドの長さも余裕があります。
でもね…
キャッチコピーが「グランパー(グランピング+キャンパーの造語)」ってどうなの?
二段ベッドでバーデンと同じベッドマット。どのあたりにグランピングの要素あるんでしょう?
こういう大げさなとこが、あかんと思うんですよね。
グランピングってコレですよw
バンコンは常設ベッドにこだわらない方がいいかも
キャンカーの寝具選びも難しい
オススメのダウンシュラフ