だんだんと夏の足音が聞こえてきます。
もうすぐ、新しいキャンピングカーが、わが家にやってくる。同時に、トイファクトリー・バーデンとの別れも、近づいてくるということ。
先日、バンテック京都さんにおじゃました時、チラリと予定通りに納車できそうな感じと伺いました。
バーデンの時もそうでしたが、キャンカーの納車って、わりと唐突な感じがするので、こちらはこちらで、いつでも迎えられるよう、準備せねばなりません。
鮎釣りシーズンが始まったので、もう少し乗りたかったんですが、釣りのポイントへ向かうには、少々荒っぽい使い方になることも多く、手放す前提の車では少し気が引けます。
バーデンで出かけるのは、今週を最後にしようと決めました。
どこへ行こう
本当は、キャンプに出向くつもりでした。
キャンプの予約は、いつも適当なわが家。当日、開いてるキャンプ場を予約して、思い切りキャンプ飯でも食べようかと。しかし朝起きると、なんともお腹の調子が悪い。昨晩、外せない食事会だったので、キャンプにしようと思ったのに、食い合わせが悪かったのか。
こうなると、キャンプ場選びの条件は「キレイなトイレ」があるところ。
ところが、関西のキャンプ場(特にびわ湖周辺)は、ロケーションは最高なのに、この点は最悪のキャンプ場が多い。当然、水回りの良いキャンプ場は大人気なので、当日では予約が取れないという状態に。
水回りがキレイで穴場の、OKキャンプ場にでも行こうかと思いましたが、こういう時は気楽に、のんびり温泉でも入って、道の駅でも泊まろうという事に。
奥琵琶湖方面の「ロケーション最高・水回り最悪」のキャンプ場は、コルドリーブス納車後の楽しみに。
道の駅スプリングスひよしへ
わが家から車で1時間ちょいの、道の駅「スプリングスひよし」
こちらは、日吉ダムの目の前にある道の駅で、温泉やプール、バーベキューガーデンなどが併設され、広大な広場もある、おすすめの道の駅。バス旅行「道の駅ツアー」にも、けっこう組み込まれています。
道の駅から見るダムは迫力満点。近くでみれば、その大きさと放水の様子に圧倒されます。
ただ、川遊びが好きな私は、基本的にダムが嫌い。釣りの時も、ダムの無い川へ行くとテンションが上がります。数年前、民主党が政権を取った際、唯一賛成できる政策が「コンクリートから人へ」でしたが、結果はあの通り。
ただ、その後の東日本大震災や、たびたび発生する、河川の氾濫などを考えると、これも必要悪と考えるしかないのかな。
実際、京都でも数年前、嵐山が浸水被害を受けましたが、その晩は、携帯電話の緊急避難勧告が鳴りっぱなしで、怖い思いをしました。このダムがなければ、もっと大変な事になっていたと思うと感謝の気持ちも。この辺は本当に難しい問題です。
スプリングスひよしには、バーベキューガーデンも併設されていて、当日は結構な人たちが楽しんでました。車中泊前提で、これもありかも?と思ってしまいましたよ。
バーデンで最後の宴
足湯に浸かり、しばらくのんびりと散策したあと、併設のひよし温泉にゆっくりと入浴し、バーデン車内で最後の宴を。
思えば、バーデンが納車されて、初めて車中泊したのも、このスプリングスひよしでした。
あの日は、初めてのキャンピングカーで「冷蔵庫・FFヒーター・車内の寒さ」とか色々試してみたくて、ここへ来たんですよね。FFヒーターの暖かさと、カーテンを閉じた瞬間、「プライベートルーム」に早変わりするキャンピングカーに、本当に感動しました。
あれから1年2か月。楽しかった思い出を語りましたよ。嫁さんは、私以上にバーデンがお気に入り。やっぱり寂しそうです。
翌朝は快晴。
まだ寝てる嫁さんを置いて、ダムまでのんびりとアサンポ。
車で5分の「STIHLの森ひよし」へ移動し、嫁さんとのんびりと歩いて、バーデンと最後の記念撮影。
もう一度、道の駅に立ち寄り、朝採れの安くて新鮮な野菜を買って、自宅まで最後のドライブ。
バーデンから荷物を下ろす
帰宅後、バーデンから荷物を下ろしました。
大して積んでないつもりでしたが、いざ下ろしてみると、やっぱり結構な量です。なんだかんだと、こんだけ積んで走ってくれてたのかと感謝。
いざ、すべての荷物を下ろすと、バーデンがものすごく広く感じます。展示されてる時は、この状態ですからね。やっぱり必要なものを積んでいけば、手狭になるもんだなぁと。
今度の車では、過積載はご法度。キャンプ道具を含め、大幅な断捨離をしようと思っています。
今日は洗車・掃除まで手が回りませんでしたが、来週末に今までの感謝を込めて、ピカピカにしてあげますよ。
最後なのに、気の利いた場所には行けませんでした。でも遠い・近いに関係なく楽しいのがバーデンとの旅。
連れてかれるときは、ちょっと泣くかも…なんて思った最後の旅でした。