夏が近づいてきましたね!
今年も北海道へ向かうべく、新日本海フェリーの予約を済ませました。
新日本海フェリーの船内や客室の情報、おすすめの客室やあると便利なアイテムなどを紹介します。北海道旅行を検討してる方の参考になれば幸いです。
目次
関西から北海道へ「新日本海フェリー」
関西(というか西日本)から北海道へ行くには陸路を青森まで走って青函フェリーで渡るか、舞鶴・敦賀から新日本海フェリーに乗るかの二択。
- 東北や道南観光がメイン
- ワンコ連れなど長時間の船旅を避けたい方
- 同乗者が多く費用に大幅な違いが出る
こんな方を除けばやっぱり新日本海フェリーで行くことをオススメします。
実際の船旅を経験すると「圧倒的に体が楽」なことは間違いありません。北海道の旅は本州とは比較にならない距離を走るため、できる限り気力が・体力は温存しておきたいですよね。なんといっても安全第一です。
参考までに
新日本海フェリーの予約
予約は電話がインターネットで。乗船二ヶ月前の9時から受付開始です。
情報を確認しやすくカード決済が簡単なネットがおすすめですが、お盆時期の個室は争奪戦になるため、ここだけはネットより電話の方が確実かもしれません。
予約時に必要な情報は
- 車のナンバー
- 車の全長
- 同行者の年齢
- クレジットカード(カード決済する場合)
手元に用意しておくとあたふたしないで済みますよ。
出発時期が近づいたら「e乗船券お客さま控」(2次元バーコード)を印刷しておきましょう。乗船がとてもスムーズになります。
新日本海フェリー「はまなす」にいざ乗船!
航行中は車に戻ることができないため、船の中で使うものは忘れないようにしっかり準備しておきましょう。
乗船60分前には到着し、乗船手続きをしなくてはなりません。とはいえ、事前に「e乗船券お客さま控」(2次元バーコード)を印刷しておけば運転手は乗船時にそれを見せるだけでOK。
ちなみに運転手と同乗者は別々に乗船することになります。これがけっこうな時間差で、私が船に乗り込んだ時には、嫁さんはすでにお風呂を済ませてましたw
はまなす船内の紹介
新日本海フェリーの船内はゆったりとしていて豪華。お風呂や売店など人の集まる公共スペースでは少し狭さを感じますが、全般的に余裕があるためのんびりとした船旅を楽しめます。(今年のGWに退役寸前のさんふらわあ号で鹿児島へ行ったら船内はどえらいことになってました)
エントランスには記念撮影用の衣装もあったりします。写真は載せませんがもちろんキャッキャしながら撮影しましたよw
お風呂
乗船直後から入浴可能。
舞鶴出航時は、窓が岸壁側になるためカーテンを開けられないのがちと残念ですが、どうせ真夜中なのでw
脱衣所も含めてそこまでの広さはないため、混雑時は気を使うと思います。また客室によってはタオルもないため、必ず用意しておきましょう。
乗船時間も遅いし直後はバタバタするため、時間に余裕があるなら出航当日の入浴は近場の日帰り温泉で済ましておく方が気楽。
私は「たかお温泉 光の湯」で入浴していきました。
トイレ・給湯室・ゴミ箱など
トイレはきちんと清掃されて充分な数があります。給湯室やゴミ箱も完備していてカップラーメンなんかを食べるのに困りません。
レストラン・食事など
カフェ・レストラン・ちょっと高級なグリルと揃っていて、レストランやカフェは値段も手頃です。とはいえそこまで食べたいものでもなかったので、コンビニのお弁当で済ませてしまいました。
展望デッキ
船体後部に開放感抜群の展望デッキがあり、一部はカフェテリアになっています。天候が良ければ船旅感を満喫できすよ。
北海道へ向かう時は海に沈む美しい夕陽が見れますので、ぜひ展望デッキへ行ってみてください。マジで感動モノです。
売店
売店にはカップ麺やおにぎり、お酒・おつまみ・お菓子などのほか、北海道の名産品も少し売ってました。自販機もたくさんあるので食べ物・飲み物は困りません。
何より新日本海フェリーってテーブルやチェアが十分にあるんですよね。ツーリストを利用する場合でも、座席の取り合いなどもあまりなく、ゆっくり食事できると思います。
イベント
夏休み限定のイベントですが、ビンゴ大会がありましたよ。景品はそこまで大したものではありませんが、なんかビンゴって燃えますよねw
どうしても退屈になりがちな船旅ですから、こんなイベントは大歓迎。お子さんも大よろこびでしたよ。
くじ運のよくない私が珍しく早上がりできたので、限定のクリアファイルをゲット。終わってみればこれが一番人気でした。
その他の施設
シアタールームもあり映画も観れました。とはいえ上映時間も決まってるし、ゆったりという感じではないため、動画などをオススメします。
船の前方には展望ラウンジがあり、外を眺めながらのんびり過ごせます。気分転換にもいいですよ。
下船
到着の一時間前くらいに下船の準備を促す放送が入り、急にバタバタした感じになります。
フェリーを降りた時の「ついにキター!」「やっと着いたー!」という感慨深さはなんとも言えないものがありますねw
船室の紹介
今回私が利用した客室は、行きが「ツーリストA」、帰りが「ステートルームB(4名定員)」価格差は一人当たりおよそ一万円。
今後のキャンカーライフのため、あえて別の客室を利用してみました。
ツーリストA
ツーリストAは昔でいう二等船室。大部屋、ざこ寝のイメージがありましたが、新日本海フェリーの場合は大部屋ではあるものの、それなりにプライベートに配慮された作りになってました。
基本的に「段差をうまく利用して向かい合うベッドは二つまで」になってるため、二人までなら「カーテン開けたら知らないおっさんと目が合う」みたいな状況にはなりません。
ベッドの位置も指定できるため、早いタイミングで予約しましょう。
ベッド横にはちょっとした棚が設置されていて、着替えや本、飲み物などを置けます。とはいえ鍵もかかりませんから貴重品の管理には充分な注意が必要です。
ぶっちゃけるとベッドの寝心地は決していいとはいえませんし、どうしても頭上に圧迫感があるため、ベッドの上で長時間過ごすのは結構ツライものがあります。
各部屋の一番奥がわにひとつだけ頭上に余裕があるベッドがあります。少し便利な気分になれますよ。
ちなみにベッドライトの横に充電用のコンセントがあります。
ステートルームB(4名定員)
ステートルームBは個室になります。4人用の二段ベッドと小さなリビングスペース+洗面所というシンプルな構成。
一部のBSしか映りませんがテレビやポットもあるのでツーリストと比べると完全にプライベートな船旅が楽しめます。
ツーリストAと比較すると
- 鍵のかかる個室
- リビングスペースで食事ができる
- テレビ(BSのみ)があるため退屈が紛れる
- わりと広く、眠くなったらベッドですぐ寝れる
ツーリストAとの価格差は一人当たり一万円ですが、価格差以上の価値があると思います。
ツーリストS(チラ見レベル
ツーリストSは大部屋ではなく、ドアは閉まらないものの個室タイプになってます。ソロの旅ならこちらが一番でしょう。同行者がいる場合は、道中別々にになるためちと寂しいですが、それもいいね!と言ったとか言わないとか…。
価格差は一人当たり6500円ほど。こちらも充分にその価値はあると思います。
フェリーの客室選びの結論
このへんは感じ方の問題なので、個人差は大きいと思います。あくまでも私個人&家族の感じ方として
「圧倒的に個室をおすすめします」
もちろん個室といってもピンキリで、スイートまで必要か?と聞かれたら乗ってないので何も言えませんが、基本的に「価格差以上の価値を提供してくれる」というのが実感です。
必要十分で満足するか、旅の一環として船旅そのものを満喫するかは個人の考え方によると思いますが、個室か否かには超えられない壁が存在しました。
やっぱり知らない人に気を使いながら22時間も過ごすって本当に疲れるんですよ〜。小声でヒソヒソ話したり、お菓子を食べるのも気を使ったりw
また貴重品にもすごく気を使うので、ストレスフリーで行くなら個室が一番。
フェリー旅で便利だったアイテム
洋上でおよそ丸一日過ごすことになるわけで、多少の不便と退屈さを味わうのはしかたないところ。退屈しのぎの手段は必須ですね。
ソフトクーラー
私が利用した客室は両方とも冷蔵庫がありませんでした。喉が乾く度に自販機に行くのも面倒だし、多少のおつまみくらい持ち込めるのでソフトクーラーがひとつあると便利ですよー。
サーモス ソフトクーラー 20L ブルー REF-020 BL
- 出版社/メーカー: サーモス(THERMOS)
- 発売日: 2016/02/21
- メディア: ホーム&キッチン
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複数ポートUSB充電器+USBケーブル
圏外とはいえダウンロードした動画を見たり、写真を撮ったりとスマホの充電は必須です。加えて退屈しのぎのためいろんなガジェットを持ち込むとコンセントの数が全く足りません。
私の例だと、スマホ・タブレット・カメラ・キンドル・ニンテンドースイッチなどw
動画関連
BSテレビはあてになりません。まともに映るのはゴルフくらいで、退屈しのぎにもならないという…。
こんな時こそ動画配信サービスを上手く使いましょう。
基本的に通信不可ですから、ダウンロードでオフライン視聴が可能なAmazonプライムビデオ・Netflix・DTVがおすすめ。
まあ利便性から考えればamazon primeが無難です。
まとめ
北海道のあと鹿児島へもフェリーで旅をしました。
その経験から申し上げると
- 体の楽さを考えれば陸路よりフェリーが断然オススメ
- 新日本海フェリーは施設やホスピタリティの満足度が高め
- 船旅の満足度>客室の価格差の図式。個人的に個室が望ましい
- 船旅はどうしても退屈、楽しめるアイテムがあるとベスト
なんだかんだ言っても、フェリーの旅は楽で楽しいですよ。
みなさんの旅の参考になれば幸いです。
鹿児島へ向かうさんふらわあ号の紹介はこちら