2017/2/26追記
キャブコンに乗り換えた目的のひとつ…それはトイレ。
どんだけトイレ推しやねん!
とお思いかもしれませんが、考えた末の結論なんです。
私の行動パターンには必須と言うことと、「道の駅のトイレ行ってきて」とは言いづらい。設置したのに使わないということをよく聞きますが、私たちは使い倒しますよ。
目次
カセットトイレとポータブルトイレの違い
今まで使っていたのは「ポータブルトイレ」でしたから、カセットトイレの準備はどうだろう?と思っていましたが、やっぱり楽ですね。
ブラックタンクの準備は全く一緒ですが、洗浄タンクが車に備え付けられているので、直接水と薬剤を入れるだけです。
青枠にブラックタンクが収納されていて、赤枠から直接、薬剤と水を入れます。
ポータブルトイレと違って、本体をそのまま持ち出さなくて良いため、そのぶん軽いことと、全てを車の外部で行えますので、気持ち的なものですが、車内でトイレを移動させなくて良いということもありますね。
また「モノ」が入ってるブラックタンクも車内にないため、この点の心理的負担も少ないのが本音。
なおキャブコンの場合、バケッジドアから出し入れできるように、バゲッジドアとポータブルトイレのサイズはしっかり測っておきましょう。
ポータブルトイレの使用感・使用方法はこちら
カセットトイレとポータブルトイレの比較とオススメ
バンコンの場合は、カセットトイレを装備できるモデルがほとんどないため、ポータブルトイレを選択するしかありませんが、キャブコンは両方選択できるので少し悩みますよね。
基本的に使用感はどちらも一緒。
使うということだけなら、どちらを選んでもまったく問題ありません。
ポータブルトイレのいいところは
- 価格が安い
- 使わない時は下ろしてマルチルームを収納に使える
- 全ての掃除がしやすい
これはかなりのメリットです。
反面、カセットトイレに比べて処理の手間がかかりますし、使う人は出かける時に下ろすことはしないと思うんですよね。
またポータブルトイレの場合、上下が一緒になってるため、出かけ先で処理しづらいケースが多いのは事実。
しっかりしたシャッターが付いてるとはいえ、上部のみマルチルームに置いてブラックタンクを処理しに行くのは、気分的にあまりよろしくないですし、洗浄水を入れるために水の運搬が必要になります。
まとめてやろうとすると…
あの形のまま持ち歩くのはちょっと嫌ですねw
対してカセットトイレの場合
洗浄水はかなり入ってるので、出かけ先であまり気にする必要がなく、ブラックタンクの処理だけで済みます。
またカセットトイレの方が、なんとなく見なくていいところが多く、心理的な抵抗感は少ないのは間違いありません。
ポータブルトイレ・カセットトイレ両方使った経験から
- ブラックタンクの処理の簡単さ
- 洗浄水の補充の簡単さ
- 出先で処理する時の便利さ
- 心理的な負担がより少ない
この点で使用頻度が高いならカセットトイレをオススメします。
キャンピングカーのトイレで一番のハードルは心理的なもの。中でも処理の問題が一番大きいのは間違いありません。
もちろん使用頻度が少ないなら、ポータブルトイレを選択する方がベターでしょう。またペットがいるなど、マルチルームをフレキシブルに使いたいケースもポータブルトイレがいいかもしれませんね。
私が使用してたポータブルトイレはこちら。
ブラックタンクの大小がありますが、旅で使うなら大きめを選択した方がいいでしょう。
キャンピングカーのトイレの薬剤は何がいいのか
これは好みもあって人によると思いますが、アクアケムが一般的に使用されてるんじゃないでしょうか。私もずっとこの商品を愛用しています。
苦手な人の理由は「薬品臭」がキツイということ。
確かに匂いはキツイかな?と思いますが、私はそれほど苦手ではないし、このおかげで処理の時に嫌な思いをせずに済んでるように思うんですよね。
実際使ってみて、キャピングカーで使用するトイレのケミカル剤としては、効果は高いと思います。
薬剤臭が苦手という人は「オダーロス」を使ってる人が多いようですが、入荷が不安定なのが玉に瑕。今度私も使ってみたいと思っています。
さあトイレ・トレーニングだ
さて、セッティングして旅に出たものの、やはり最初は遠慮するのが人の常。
やっぱり嫁さんが躊躇していますので、ここは男気を出して、まずは自分で普通に使ってみます。
使用感は…まあ、こんなもんかなという感じで、やはり男性でも便利だと思いました。ちなみに掃除のことを考えれば、立ってするのはオススメできません。
すでに中古になったトイレならばと、嫁さんはとても機嫌よく使ってましたw
やはり、車内にトイレがあるというのはとても気が楽です。結局、道の駅のトイレは朝まで使用することなく、最初の車中泊を終えました。
朝トイレに行くとやはり夏ですね。すごい数の虫の死骸が。
嫁さんはおもむろにUターンして車のトイレに。
夫婦で仲良くハードルを越えましたが、今度は義母の番。
翌日、義母をピックアップして、また旅に出ましたが、真っ先に嫁さんに使い方をレクチャーしてもらい使用に備える事にw
しかしまあ、さすが年の功か、心理的ハードルは低いようす。あるものは遠慮なく使う!合理的な判断をされたようです。
最初のハードルは楽々と超え、家族一丸となって機嫌よく使うことに成功しましたよ。
車内へのにおい流入と後処理に問題なし
気になるのは車内へ「におい」が流入することですが、全く問題ありません。
基本的に薬剤の香りなので、それが得意か苦手かという部分はあります。私はあまり苦手ではありませんが、できれば車内には流入してほしくないですよね。
コルドリーブスは、マルチルームに換気可能な窓があるので、その点は楽でした。やっぱり窓のないモデルや、はめ殺しだと安かもしれません。
なおコルドリーブスは、標準装備のソーラーファンを、マルチルームにオプションで移設することが可能。ただ、大雨の場合に水漏れする可能性があること、ソーラーの設置場所に影響するため私は見送りました。
ある程度の換気ができれば、マルチルームはしっかりと仕切られていますので、ダイネットで「におい」が気になることは、あまりないと思いますよ。
後処理はポータブルトイレと比べて楽になったなあという印象。
処理もセッティングも楽になったので、10分程度で処理から再セットまで終わります。
後処理に抵抗感がある場合、非常用も選択肢にしてはどうでしょう。
キャンピングカーショーで「クリニスケアバッグ」の実演を見ましたが、これソッコーで固まってました。ゴミとして捨てられるので後処理が必要ないのは素晴らしいですね。
合わせて「BOS」があれば匂いの心配もありません。車内で食事をした時のゴミにも使えるので私は常備してます。
結果:無事に実戦投入完了
コルドリーブスが納車されて、二泊した道の駅では、やはり真夏ということもあって、虫がたくさん。
さらに但馬楽座はかなり古いトイレで、ちょっと遠慮したい感じでしたが、車内にトイレがあることで、女性2名はとても気楽に過ごせたようです。
早期のトレーニングは大成功でした。これからは今までよりも、確実に楽な旅ができそうです。
安くはないオプションですが、つけて良かったなと改めて実感しましたよ。
キャンピングカーにトイレは必要か不要か?2017/2/26追記
今の私からすれば「トイレが無いキャンピングカーは考えられない」くらい必須のアイテムです。
トイレがあることで、たくさんのメリットを享受していますが、一番助かることは
「女性が安心して旅ができる」
ことじゃないでしょうか。
嫁さんはもちろん、今は義母も一緒に旅をする私。
女性にとってトイレの問題は男性が考える以上に、デリケートで大切な問題だと痛感しています。
旅を続ける上で「本当に汚いトイレ」や「女性用は大混雑」してるトイレには、ビックリするほど遭遇するもの。さらに冬の夜は本当に寒いし、暖房付き便座でない時は座るのも躊躇するほど。
今、義ママはほぼ車内のトイレしか使いません。
それだけでもつけてよかったなと思うんです。
ちなみにキャンピングカーにトイレがついてるのに使わないという「実にもったいない話」も聞きますが
トイレを使用する上で大事なことは
男性が主導すること
だと思います。
ハードルは二つ「最初に使うこと」「事後の処理」ですが、基本的にはどちらも事後処理を男性がするということで解決する話。
キャンピングカーなんて元々は男の気まぐれ・憧れでスタートすることが多いもの。ついてきてくれる女性が、より快適な旅ができるように環境を整えていくことも、楽しい旅を続ける秘訣だと思うんです。
トイレの必要性についてはこちらの記事をご覧ください。
トイレは一番つけてよかったオプション