キャンピングカーに乗るひとつの夢が「夏の北海道キャラバン」
今年はその夢がかないそうです。
目次
北海道への憧れ
「夏の北海道キャラバン」なんと甘美な響きなんでしょう。
クソ暑くせせこましい京都から離れ、涼しく広大な北の大地を走り回ることにずっと憧れてきました。
もちろん北海道へは旅行やスキー、さらには仕事で何度も出向いています。でもキャンピングカーで自由に旅をするって全く別次元の話。
まさにキャンピングカーのためにある最高の旅じゃないですか?
私の趣味は「鮎釣り」
これって夏しかできない+当たり外れ+天候次第の釣りなので、今までの十数年は真夏に長期休暇を取ることを避けてきました。キャンピングカーを購入してからもそれは変わらず、真夏に二回程度に分けて3〜4泊程度で川めぐりをしてたんですよね。
でもこのパターンでは永遠に夏の北海道を旅することはできません。
めっちゃ悩みましたが、最近は釣りに行く機会が減少してることも考えて、これからは「夏の北海道キャラバン」をライフワークの一つにしようと考えました。
これはこれで結構重たい決断なんですw
関西からは遠い「北海道」 選択肢は二つ
過去に何度か下調べしたことはあり、とても5日程度じゃ行けないなぁと思ってたんですが、今回真剣に調べ始めたら、やっぱり遠いのなんの。
こと北海道へ向かうことに関しては、関東の方がうらやましい。
関西(京都)から北海道へ向かうルートは大きく分けたら二つ。
- ①青森まで自走→青函フェリー(函館)
- ②舞鶴(敦賀)から新日本海フェリー→小樽(苫小牧)
もちろん他にもルートはありますが、相当の距離を走ることになるわけで、それなら青森まで行っちゃえ!となるので、実質的には新日本海フェリーか、青森まで自走かの二択になります。
ちなみに舞鶴と敦賀の比較では、私の自宅を基準にすると舞鶴の方が少し近いですが、そこまでの差はないため、到着する港(小樽か苫小牧か)で選ぶのが正解な気がします。
所用時間と費用を比較してみた
当初、私は青森まで自走する気マンマンでした。フェリーの長旅とか退屈そうで、それならキャンカーで走ったことないルートを走れるのも悪くないなぁと。
しかし嫁さんから「さすがに青森まで走るってヤバくない?ちゃんと調べてみたん?」と珍しく優しい言葉をかけてもらったので、調べてみました。
ルート① 舞鶴まで自走後、新日本海フェリーで小樽へ
こちらのルートは京都市内の自宅から、京都縦貫道で舞鶴まで走り、その後はフェリーで北海道へ直行するルート。
なんとフェリーの出航が23:50→小樽着が20:45と、およそ丸一日フェリーの上にいる計算です。
自走
自宅→舞鶴(京都縦貫道) 96㎞(約2時間)
費用 高速道路1940円+ガソリン代1000円=3000円
新日本海フェリー
舞鶴23:50出航→小樽20:45着
乗船時間:約21時間 集合は乗車の1時間前
費用 3名で50510円(ツーリストA利用)
所用時間合計:約25時間
費用合計 :約54000円
期間と部屋を最低ラインにしても、片道の旅費が3人で5万円超。 やっぱり高いなぁという思いと、20時間以上も船の上かつ、小樽へ着くのが21時という微妙すぎる時間。こりゃ晩ごはん食べるのが精一杯ですね。
ルート② 青森まで自走後、青函フェリーで函館へ
こちらのパターンでは
- 青森までの自走時間がどのくらい
- それって走れるのか(体力的な問題
- しんどい思いをする分だけ安くなるのか
がキーポイント。
自走
自宅→青森 1150㎞
高速代15680円+ガソリン代:約14000円(合計:約3万円程度)
所要時間:20時間くらい?
青函フェリー
乗船時間+待ち時間 約4.5時間
費用:3名合計で22000円
所要時間合計:約25時間(プラス寝る時間)
費用合計 :約52000円
(´・ω・`)…
ナニコレ、かわらへん。
まあ自走の所要時間をどれくらい見るか?ということにつきますが、時速80㎞で1150㎞をぶっ通し走っても14.5時間。もちろん途中で食事や休憩を入れるわけですから、意外と20時間ってギリギリのラインでしょう。
しかもこれ、寝てる時間入ってません。少なく見積もっても5時間は寝ないとマズイでしょうから、実質30時間以上はかかるはずです。
期間と部屋で料金がアップしたら比較対象に
新日本海フェリーにかかわらず、フェリーには期間料金が設定されています。
さらに船室もグレードが複数あるため、特に個室を望む場合は料金が跳ね上がるんですね。
運賃/片道・税込(北海道へ向かう便)
期間A
- 2017年4月1日(土) ~ 4月28日(金)
- 2017年5月7日(日) ~ 7月14日(金)
- 2017年8月21日(月) ~ 2018年3月31日(土)
期間B
- 2017年4月29日(土) ~ 5月6日(土)
- 2017年7月15日(土) ~ 8月3日(木)
- 2017年8月14日(月) ~ 8月20日(日)
期間C
- 2017年8月4日(金) ~ 8月13日(日)
さらに客室のグレードで料金が大幅に変わります。
ツーリストA:9,570円〜16,350円
ツーリストS:15,940円〜21,500円
ステートB :19,030円〜26,640円
デラックスA:29,310円〜37,540円
スイート :50,910円〜54,000円
北海道へ渡れる時期や、客室によって費用は大幅に変わるんですよね。
お盆時期にデラックスAしか空いてない!なんて場合、一気に費用は10万円近く変わるわけですから、そりゃ20時間爆走するのもやぶさかじゃなくなると思いました。(お盆時期の個室は大人気で逆に争奪戦らしいですがw)
私たちが予約したのは
もちろん新日本海フェリーで往復することにしました。
そりゃ費用がほとんど変わらず、体も楽で、早く着くとなれば、さすがに青森まで自走する理由がありません。
何よりも今回は行きたい場所が道東方面だったこと。
そうなると函館からかなりの距離を北上しなくてはなりません。
函館はまだ行ったことがないので、数年以内には出向く予定ですが、その場合は東北観光との合わせ技にしたいなと思っています。
客室は行きをツーリストA・帰りはステートB(洋室)で予約しました。
ツーリストAは
- 安い
- 雑魚寝や二段ベッドではなく、ベッド自体が独立した相部屋だった
- 3人まとめて窓側を取れた
- 今後のためツーリストAを経験したい
まあ一番下のラインを経験しておけば、混雑期で予約が取りづらい場合でも、乗れるかどうかの試金石になりそうですしね。
さすがに帰りは疲れてると思うので、個室でのんびり帰るためにステートBを予約。こちらもぜひ経験しておきたいと思ってます。
不思議なものでフェリーを予約すると、北海道へ行けるんだなぁと実感がジワジワと。今までにない楽しみすぎる感覚ですね。
結論:期間Aならフェリー以外の選択肢なし
関西から北海道へ向かう場合、途中で東北に立ち寄ったり、函館観光をするなら青森まで自走するのがいいと思いますが、そうでなければ新日本海フェリー以外の選択肢はなさそうですね。
費用面は期間や客室によって変わりますが、ツーリストAならかかる時間を考えれば逆に安いと思います。
2018年に青森まで自走してみました
フェリー船内の紹介
鹿児島にもフェリーで行ってみました
今はマップルを見てあーでもない、こーでもないと検討中。