2017/9/1
「シャコタン」なめたらあかん。
目の前いっぱいに広がる積丹ブルーは、一生忘れられない感動的な美しさでした。
目次
神威岬の基本情報
神威岬(かむいみさき)は積丹半島にある岬。
アイヌ語で神格のある「霊」や「自然」を表す「神威(カムイ)」を冠し、「女人禁制」の土地だったと聞けば、すっごくロマンを感じますよね。
<じゃらん>より引用
ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属している「神威岬」は、北海道積丹郡積丹町にあり、積丹半島の北西部から日本海に沿って伸びている岬です。
先端には神威岬灯台と神威岩があり、この付近は古くから海上交通の難所として知られています。
また、源義経を慕っていた日高地方の首長の娘であるチャレンカが、義経一行を追ってこの地で身投げしたことで、神威岩ができたという言い伝えがあり、
それから船がよく転覆するようになったことで、この地はかつて女人禁制の地だったといわれました。
その言い伝えから、駐車場から先端部までの遊歩道は「チャレンカの道」(強風時は立入禁止)と名付けられたとのことです。
www.jalan.net
神事にまつわる視点から「女人禁制」になったのかと思っていたら、女性を乗せた船が通ると沈んだからという理由だそうです。
神威岬へのアクセス
小樽から車で2時間程度と、思ったよりも時間がかかります。
小樽を起点にニセコや道南方面へ向かう(もしくは小樽へ戻る)なら、うまくルート的に組み込めますが、他の方面へ向かう場合は孤立したスポットになってしまい、ちょっと行きづらいんですよね。
旭川から4時間半かけて神威岬へ
神威岬は北海道で行きたい場所の三本指に入ってたんですが、道東方面をメインにすると反対方向なのですごく行きづらい。そのため日程的に余裕がでたら最終日に立ちよる計画にしていました。
キャンプを中止して旭川まで来てたので、これなら行けるかも?と天気予報を見ると晴れ予報。そうなると居てもたってもいられず、早おきして神威岬へ向かうことに。
余裕っしょ!と思ってましたが、いざ走ってみたら神威岬までたっぷり4時間半かかりました。
小樽から余市に向かう海岸線の道は、道の広さもカーブも本州とあまり変わらない感じで、北海道の真っ直ぐな道に毒された体にはツラく感じられたり。
人って楽なことにはすぐ慣れちゃうものですねw
けっこうな山道を抜けると、まさに積丹ブルーと呼ぶにふさわしい美しい海が一面に広がり、一気にテンションが上がります。
快適に海沿いを走ってると、なんと海に面したキャンプ場が。
これ、たぶん無料なんですよね…北海道おそるべし。
ようやく神威岬の駐車場に到着したら
なんと二匹のキタキツネが出迎えてくれました。
たくさんの観光客に囲まれても全く警戒心がなく、ずいぶん人慣れしている様子。もしかすると観光客がエサを与えたかもしれませんね。不幸な話にならなければいいんですが。
もはや感動的の絶景!神威岬を歩く
びっくりしたのが、神威岬の先端へ行くには40分ほど歩かなくてはならないこと。勝手に先端近くに駐車場があるもんだと思い込んでました。
少し階段を登れば、そこに「女人禁制」の門。
なんかカッコいいw
女人禁制の門をくぐると、海に向かってイモムシのように突き出した神威岬の全貌と、信じられないくらい青い「積丹ブルー」が眼前に広がります。
もはや感動的としか言いようのない絶景。
左右の海を見下ろせばおどろくほどの青さ。
高所恐怖症にとってはたまらない場所も。めっちゃ腰が引けましたw
先端が近くなると灯台が現れます。
神威岬の先端には300度の大パノラマが広がっていました。
見下ろせば神威岩。なんと高さは40メートルもあるんだそう。
30分以上歩いてきて本当に良かった!
神威岬へ行く場合の注意点
靴は歩きやすいもの・帽子に注意
駐車場から岬の先端まで、遊歩道を片道40分ほど歩かねばなりません。アップダウンも大きく、足元が悪い場所や転んだら大変なことになるポイントも。
歩きやすい靴が必須ですね。
可能なら天候が良い日に行きたい
天気ばかりは思い通りにはなりませんが、晴れた日の方がより感動的な「積丹ブルー」を味わえそう。また神威岬は強風が吹きやすく、閉鎖されることもあるようです。確かにあの道を強風時に歩くのは、かなり怖いかもしれません。
日程に余裕があって自由度が高い旅の場合、天候の良い日に合わせて行けば、より素晴らしい思い出になるはずです。
「お食事処 みさき」のうに丼が絶品
とりあえず積丹といえば「ウニ」だろうと、やってきたのが「お食事処 みさき」
一日15食限定「赤ばふんうに生丼」を食べるために、開店前からかなりの人が並ぶんだとか。
私たちが着いたのはもう2時近くだったので、並ぶこともなく入れましたが「ばふんうに丼」はもちろん売り切れでした。どうやら8月末で禁漁になるらしく、9/1が最後の提供日だったようです。
お値段は
- 赤ばふん生うに丼:4950円
- 生うに丼:2600円
なかなか高価ですが、これを関西で食べたら一体いくら取られるか?って考えるとかなり安いかも。それどころか小樽ではそれぞれ倍くらいのお値段でしたw
見た目からして違うなぁとは思いましたが、こんなの食べたことありません。美味すぎる…生うにとミョウバンのウニって、こんなに違うのかと絶句。いやもう感動ものの美味さですよ。
積丹には他にもたくさん生うに丼のお店がありました。みさきに限らず、美味しいところはたくさんありそうです。
それにしても美味しすぎて、記事を書いてても思い出してしまいます。
キャンカー乗りのメリットを活かして、次は必ず「赤ばふん生うに丼」を食べるつもり。なんなら店の前で泊まる勢いで臨みますよw
まとめ
神威岬と積丹ブルーの神々しいまでの美しさも、頰が落ちるほど美味い生うに丼も、一度経験したら絶対に忘れられなくなるはず。