バンテックの新型ライトキャブコン「シーダ」
少し前にHP上のデータや写真などで感じたことをレビューしましたが、実車を見てきましたのて改めてレポートしたいと思います。
目次
11月22日~28日 バンテック京都でシーダの実車を見てきた
展示の案内が来てましたし、ちょいとバンテックさんに他の用事もあったので、お邪魔してきました。
雨の中、なかなかの存在感を出して展示されてましたね。
外観はかなりいい感じ
外観はやっぱりイイ感じ。
前から見たボンゴのファニーな雰囲気はおいといて、後ろから見るぶんジルと比べてもそん色ありません。ライトキャブコンとしてはピカイチの存在感を醸し出してますよ。
運転席・助手席は?
運転席はめっちゃせまいのかな?なんて想像してましたが、そんなこともなく普通な感じ。ヘッドクリアランスもしっかりあって、よほど大柄な人でなければ運転しづらいことはありませんね。
カムロードに乗り慣れた私からすると、フロントガラスが前方に出てるぶん、ちょっと死角が多く感じたのと、サイドミラーの小ささが気になりました。
ダイネットはカムロードに比べてやっぱり狭い
室内のデザインはさすがバンテック。個人的には文句のつけようがないレベル。ダイネットの大きな窓は、景色のいい場所なら最高のリビングに変えてくれそう。
スイッチ類もシンプルなジルシリーズの物が使われていて、使いやすいのは間違いないでしょう。
しかしカムロードに慣れた私からするとやっぱり狭い。
狭さを感じさせないようにテーブルも大きめに作ってあるようですが、座ってみれば足元は少し窮屈ですし、テーブルがお腹にあたったり。
個人的にテーブルのサイズは、もう一回り小さい方が使いやすいんじゃないかと思いました。
セカンドシートは頑張ったなぁと思います。スペースが足りない中でいかに広く使えるか苦心した様子が感じられますし、実際広々座れましたよ。
トイレは使いづらいよコレ
HPで見た時から「これ使えるのかな?」と気になってたトイレ。
変なおじさんになって、一人車内でシミュレーションしてみましたが「ちょ、マジせまい」大きな段差の上にポータブルトイレを置いて、どうやって用を足すか色々模索してみるとアクロバティックな感じになりそう。
成人男性がトイレルームとして使うのは難度が高そうで、女性でもちょっと頭を悩ますレベルじゃないかと。
いざという時に下からトイレを出して使おうなんて考えると混乱しそう。
非常用で使うなら、洗浄水を入れると都度持ち上げるのも大変なので、クリニスみたいな非常用タイプを使うほうがいいと思いました。
ベッド寸法はちょっと窮屈。
これは車幅からやむを得ませんが、横向きベッドのサイズが不安だったんので、ずうずうしく寝てみました。
後部の常設二段ベッドの感想
私の身長は173cmですが
- 長さの余裕がなく、つま先を伸ばすと壁に当たりかなり気になる。
- 上段で寝るのは難しい(どうやって出入りするんだというレベル)
- 下段でも「狭いなぁ」が正直な印象。
うーん、私よりも背の高い人は後部のベッドで寝るのは窮屈でしょう。
私はバーデンの時にコレほんと困ったんですよ。
バンクベッドは問題なさそうですね。
でも検討する時は実際に使ってみてください。寝るってすごく大切ですから。
【当たり前】ライトキャブコンはキャブコンに比べてやっぱり狭い
やっぱりカムロードベースのあとに、ボンゴベースのライトキャブコンに乗り込むと色んな場所で狭さを感じます。
わずか数十㎝の差でも設計は大変なんでしょうね。
特にベッドサイズは、わずか数㎝違うだけで睡眠の快適さに大きく影響するもの。この辺は車格の問題なので、なかなか解決のしようがないわけですよ。
ちなみにシーダに限った話ではなく、むしろかなり頑張ってる方だと思います。アミティであれマッシュであれ、同じ課題を抱えています。
【超個人的感想】ライトキャブコンはリアエントランスの方が向いてるんじゃないかな
使い勝手は一旦おいといて、車格からどうしても狭さを感じることを考えると、ライトキャブコンにはリアエントランスの方が向いてるんじゃないの?と思うんですよね。
リアエントランスの一番いいところは、ダイネットとマルチルームを広くつかえること。トレードオフで、プライベート感や収納の少なさがネックになります。
(写真はコルドリーブス)
でも横幅に余裕がないんだから縦方向に活かす方が、使えない場所が出づらいんじゃないかなって思ったり。横向ベッドではバンコンと大してサイズが変わらないなら、ダイネットベッドをうまく使うことが、一つの手段だと思うんですけどね。
まとめ:シーダを買うならベッドサイズに注意・マルチルームの使用方法も要検討
ライトキャブコンはカムロードベースに比べれば、やっぱり車内のサイズは小さくなりますね。とはいえ、このサイズでもスパロンベースのバンコンと比べて室内はずっと広く感じます。
快適な睡眠ってすごく大切。
許容範囲かどうか、ベッドのサイズは慎重に確認しましょう。
シーダ独自の問題として、マルチルームの活用方法も検討が必要ですね。
前回のインプレッション:やっぱり実物を見ないとわからないもんです。
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